東北の山〜鳥海山

アクセスカウンタ

zoom RSS 影鳥海

<<   作成日時 : 2008/05/06 23:14   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

鳥海山 祓川夜行


2008/5/4 鳥海山 星空

祓川 2:23 → 七ツ釜 3:12 → 舎利坂下 4:04 → 外輪稜線 4:36 

稜線より滑走 6:40 → 唐獅子平小屋 6:57 → 登り返し 7:23 百宅口登山道 8:35

下山開始 10:24 → 祓川 10:52

高気圧に覆われた東北地方、影鳥海が見られるかもしれないと考え夜行登山を実行する。今までも影鳥海が出る可能性が高かった日もあったが、朝の冷え込みが厳しい時に山頂でじっと日の出を待つのは辛いので諦めていた。朝の冷え込みも無かった今日なら行けると考えていた。

2時に祓川駐車場に到着すると、泊りの車でほぼ一杯であった。就寝中の人を起こさないよう、静かに準備をする。
今日の秋田の日の出時刻は4:37であるが鳥海山の山頂では標高が高いため、数分早まるはず(カシミールでの計算では4:30となっていた)。なるべく日の出の時刻に合わせて山頂に到達するように、祓川からの出発時間を決めた。

駐車場から雪のスロープを登り、ヘッドライトの明かりでスキーを履いていざ出発しようとしたが、いきなり進む方角が分からなかった。まだ目が暗さになれていなかった。水の流れる音がした。祓川ヒュッテの前を流れている水の音だ。音を頼りに方角を定めると、赤いルート旗を発見する。ヘッドライトで先を照らし旗を頼りに進む。

祓川ヒュッテの前まで来ると、鳥海山のシルエットが闇夜に浮かんでいた。しばらくはルート旗を目印に進む。夜の雪原なのに吹く風はややぬるく感じた。雪も湿っていた。ルート旗は登山道にほぼ沿って立てられているが、それに忠実に辿っていては急斜面を通ることになる。それを避けるためいつも登るコースで進む事にしていた。当然目印のルート旗はなく、薄っすらと見える稜線の地形と、藪や林のシルエットだけが目印である。記憶している地形を元に自分のいる位置を把握し、進む方向を決めた。

途中でヘッドライトのクリプトン球の明かりが急に暗くなった。電池切れである。充電池を使用しているが、泊りの山行が暫く無かったため、最後に充電してしばらく経っていた。エネループにしとけば良かったと後悔しても遅かった。
LEDに切り替えると明かりがつく。LEDは消費電力が少ないためか、クリプトン球が光らなくなっても暫く点灯する。
LEDだと照射距離が短いので、ルート旗を探しながら登っていたら大変だっただろうが、今は足元だけ照らせれば十分であったので、先を進むことが出来た。(高いヘッドライトで使われている高輝度のLEDでは、遠くも照らせると聞いたが、自分のは安物なので...。)

空を見上げると満点の星空である。今日の月の出は3:20であったが、月齢は28日と新月に近いため、月明かりは全く感じられなかった。ヘッドライトの明かりをつけているので、目が完全には暗闇に慣れていないので、はっきりはしていなかったが、ぼんやりと天の川が見えていた。振り返ると夜景も見えた。
七ツ釜までかかった時間は、明るい時よりも幾らかオーバーする位だったが、七ツ釜を越えて広い雪原に出ると目印となる潅木は少なくなり、余計に時間がかかってしまった。
ボウル状の地形でルートを間違えたようだ。いつもは通らない急斜面の中にいつの間にか入っていた。なんとかシールは効き、脱出する。そこからは度々迷い、前日に登ったGPSのログを見ながら登った。
舎利坂の下に到着する頃、段々と辺りがしらんできた。東の空を見ると遠くが霞んでいた。影鳥海の出現は微妙となったため、最後の登りに対するモチベーションが一気に下がってしまった。舎利坂付近からは固くてシールが効かない場所も一部出てきたが、なんとか稜線に辿り着けた。

七高山には向かわず、影鳥海が見られるポイントにまっすぐ向かった。
太陽が顔を出したが、光が弱々しい。
画像


太陽の反対方向を凝視したが、影鳥海は残念ながら現れてなかった。季節によって太陽の出現位置が異なるので、影鳥海の位置も異なっていると思い、外輪を移動しながら目を凝らしてみたが、やっぱり見えなかった。
画像


先日と反対側から見た大物忌神社 山頂小屋の入り口には雪が積もっていてまだ利用出来そうになかった。
画像


イワヒバリが群れで直ぐ近くの岩まで飛んできてさえずってくれた。

まだ諦めきれずに外輪からずっと日本海の方を見ていたら、隣の岩陰に動くものが見えた。はじめ見たときには、胴体が岩に隠れて頭部しか見えなかったので、犬だと思ってしまった。目が合ったら逃げてしまったが、そこではじめて、尾が太かったのでキツネだと分かった。山頂に近い稜線まで登ってきているとは意外に思えた。
画像

画像


暫くすると太陽の光が強くなり、新山に七高山の影が映っていた。その時も影鳥海は現れなかった。太陽が高く昇り過ぎて、影が短くなってしまっていた。
画像


影鳥海は諦め、朝食を済ませた頃には雪が緩んでいた。唐獅子平小屋を目指して早速一本滑った。祓川から登ってきている人はいるかなと思い、舎利坂の方に様子を伺いに滑っていくと、早い人で舎利坂の下まで来ていた。
後続の人達も次々と登ってきているのが見えた。
唐獅子平小屋に着くと、小屋の外に一人出て来られていた。昨晩は6人泊られたそうだ。
御田ケ原経由で大清水小屋まで滑り、百宅ルートで登り返してみたいと思っていたが、今日のような気温が高くな
る日には標高が低いルートは不向きと判断し、外輪に登り返して何本か滑る事に決めた。
涼しいうちにもう一本滑ろうと、少し休憩した後稜線に向けて登り返したが、もう既に雪は緩んでいたし、それにとても暑かった。何回も登り返すのはきつい。これを登り返したらもう祓川に降りる事にした。
登り返したルートはトレースも少なく、クラックも出来ていなかった。鳥海山を一周した日にソロバン尾根に向かってトラバースした時に通った場所だった事に気付いたが、今日は雪も緩み、滑りに適した斜面になっていた。ここを下って祓川方面にトラバースして下山する事に決めた。

人通りが多い稜線まで登らず、雪が融けて露出していた百宅口の登山道で休んだ。外輪は鉾立か吹浦から登って来られた人が結構おられた。天気がいいので、すぐ降りるのが勿体無くて、長い時間休憩した。
いろいろ眺めていると、鶴間池が見えた。
画像


そろそろ滑る準備をしていた頃、姿は確認できなかったが、もの凄い大きなエンジンのうなる音が嫌でも耳に入ってきた。唐獅子平小屋よりは下にいるはずのスノーモービルの音が、稜線まで大きな音で轟いていた。

先に目をつけていた斜面は良かった。少し緩みすぎていたが、気持ちよく滑った。祓川に向けてトラバース中に御田ケ原の上を通過したが、七高山からここに下る斜面も良さそうだった。
七ツ釜まではあまり人の通らないルートを滑ってきたが、それより先は多くの人が登ってくる中を避けて滑った。
まだ早い時間帯だったので、割と板が走り祓川に到着。
振り返ってみると、多くの人がまだ登っているのが見えた。
画像

画像


駐車場には入りきらない車の路駐の列が続き、第二駐車場の前にまで路駐の車が溢れていた。
好天の連休の中日で、この日が一番祓川が賑わったのではないだろうか。

月別リンク

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
影鳥海と笙ガ岳
鳥海山 鉾立ルート 笙ガ岳 ...続きを見る
東北の山〜鳥海山
2008/06/30 20:32

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
影鳥海 東北の山〜鳥海山/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる