東北の山〜鳥海山

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zoom RSS 御田ケ原経由で大清水へ

<<   作成日時 : 2008/05/13 00:22   >>

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鳥海山 猿倉ルート〜百宅ルート


2008/5/10 晴れ 山頂部時々曇り

猿倉口 8:47 → 御田ケ原 10:25 → 下り 10:52 → 朱ノ又川渡渉 11:31 → 大清水小屋 11:50

登り返し 12:20 → 1369mでスノーモービルにピックアップされる 13:37 → 唐獅子平小屋 13:40

外輪に向け登り返し 13:45 → 七高山 14:45〜15:10 → 猿倉口 15:45

暑かったG.W.から一転、気温が下がる予報であったことから、御田ケ原から大清水小屋に下り、百宅ルートで登り返すというかねてからの計画を実行した。
猿倉口の出発地点から見る鳥海山
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猿倉口からは御田ケ原にまっすぐ向かって行くと、スノーモービルが唐獅子平小屋に向かう時のコースと似たようなコースどりとなった。赤崩沢の源流部までくると、御田ケ原が見えてきた。
雪融けが進み、池塘が現れていた御田ケ原
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離れた所から見ると雪融けが進んでいて、御田ケ原の下部では藪が出ていそうに思えた。これでは大清水に下るのは厳しいかと思えたが、行ける所まで下ってみて、無理なら登り返す事に決め、シールをはずして、御田ケ原に滑り込んだ。池塘の横を通過し、上からは見えていなかった平らな部分を過ぎた所でも雪が繋がっていた。大清水小屋の赤い屋根が見えたので、行けそうだと思えてきた。
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急斜面では雪が割れている所も出始めているので、先を確認しながら下った。開けた所を気持ちよく滑り、やがて疎林帯を経てブナ林まで下って来る。まだ、大清水小屋が確認出来た。
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ブナ林の中に入ると、ブナの若葉の新緑が綺麗だった。
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段々と斜度がきつくなり、滑ることは難しくなった。板をずらしながら高度を下げる地点もあった。
途中朱ノ又川を横断しないと行けないが、川よりもまだ上の部分で水の流れる音が聞こえた。離れていても水の音が聞こえるのでは、かなりの水量なのではと不安になったが、尚進むと実はその音はすぐ下にあった滝の音であった。滝の横を通過すると、日の当たる所でムラサキヤシオツツジやタムシバが花を咲かせていた。
川まで標高差15mの所まで降りてきて、ようやく川を目視出来た。川幅は1.5〜2m、水面に飛び出ている石を伝えば渡れそうであった。川まで降りるには沢筋しか雪が繋がっていなかった。沢底には下りないように岸に残っている残雪をトラバースして川岸まで到達出来た。
朱ノ又川の水量はそうでもなかったが、渡り易い場所を選ぶのに悩む。
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スノーブリッジを最初に見ると、亀裂が入っているので別の渡渉ポイントを探す。なんとか石伝いに渡れそうなポイントがあったので、板をザックにくくりつけ、一番手前の比較的大きな石の上に上がってみた。登山靴では楽に渡れそうな箇所も、ブーツを履き、板を背負っていては足の自由は利かないため、次の石に移るのが無理であった。
最終的には素足で渡る事も頭をよぎったが、もう一度スノーブリッジを良く見ると、空洞の奥ではまだ厚みがあったので、スノーブリッジを渡ることに決めた。慎重にかつ素早くなんとかブリッジを越えた。

対岸に渡り、渡る前の岸側にある水量の多い時のみ現れそうな滝を正面から見る。雪の残った川岸を登って平らなブナ林を進むと、すぐ小屋があるような感覚であったが、見えなかった。GPSを頼りにブナ林を進むと、もう一つ小川が流れていた。こちらもスノーブリッジを渡ってから、少し登ると小屋が見えホッとする。
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誰もおらず、ひっそりとしていた。屋根のかかった炊事場のベンチに腰掛けて、昼食を食べた。日差しも遮られ、涼しくて気持ちがいい。小鳥のさえずり、ブナの新緑と雪の白のコントラストに癒されながら食べる昼食は美味しく感じられた。
小屋から見えた山頂には、雲がかかっていた。大倉滝も見えていた。
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出発の準備をしていた頃、人の声が聞こえたような気がした。辺りを見回しても人影はなく、気のせいだったかなと思っていたら、また聞こえたので、また辺りを見るとスノーモービルが2台降りてきた。パトロールがてら下ってきたという方は、話を聞くと同じ市に住んでいる事が分かった。先日、同じコースで骨折して動けなくなっていた単独のスキーヤーをたまたま見つけ、スノーモービルで搬送して救助されたという。夕刻に近い時で、偶然にもうずくまっていた所を発見されたため助かったが、もし気付かれなかったら命にかかわる事故になっていたかもしれない。
挨拶をして、小屋を出発した。

小屋の周りの湿原も現れ始めてきていた。夏道の木道も出ていたので、雪の繋がっている所を選んで、コースに戻る。
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尾根に上がると低木が出始めてきており、暫くはスノーモービルのトレースを辿って進む。ブナ林を抜けると自由に歩けるようになる。振り返ると大清水小屋が見え、まだスノーモービルも止まっていた。法体の滝も同じフレームに収まって写っていた。
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先程滑ってきたばかりの、御田ケ原から続く尾根が右側に見えていた。
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小屋からも見えていた大倉滝も良く見えた。渡渉した朱ノ又川の上流にこの滝がある。
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山頂が見え始めると、雲がかかったり晴れたりを繰り返していた。雲がかかっているならば、唐獅子平小屋まで登り、そこからトラバースして猿倉に戻ってもいいのだが、山頂が見えているならば、外輪まで一度登ってから帰りたいという気持ちが強くあった。唐獅子平まで戻ってからの体力と時間と相談して、決めようと思っていたが、時間的には外輪まで登るのは厳しい状況であった。もくもくと登っていたら、スノーモービルの音がして、振り返ると見る見るうちに近づいてきた。近くまで来たら手を振ろうと思って立ち止まっていたら、側で止まって、乗ってけと誘われた。それまでスノーモービルに対してあまり好意的に思っていなかったので、ちょっと後ろめたい気もしたが、これで外輪まで登れるぞという誘惑に負け、ご好意に甘えることにした。
板を一台のスノーモービルにくくりつけてくれ、もう一台の方のタンデムシートに乗せてもらった。始めはゆっくりだったが、徐々にスピードがあがり、被っていた帽子が脱げ(キャップキーパーで固定していたので脱げても大丈夫だった)、もう少しでサングラスまで飛びそうになった。
アッという間に唐獅子平小屋まで着いた。あまりに早く着いたもので唖然とする。大清水から約500mを一時間ちょっとで登ってきたのに、約300mを3分かからないで登ってきてしまった。GPSでマックススピードを見てみると約90km/hと表示されていた。スキーより怖かった。
話をきくと、スノーモービルの自主規制のエリア(七ツ釜〜唐獅子平までのライン以上には行かない)を決めた方だった。お礼を言って別れ、外輪に向かった。2台のスノーモービルは下りていった。山頂はばっちり晴れていたが、登り始めると、次第に雲が広がってきて、いつの間にか雲の中に入ってしまっていた。濃いガスではなかったので、
滑りには影響はないだろうという事で、ここまで着たからにはと山頂に向かった。

下側ではガスが晴れていて、御田ケ原が見えた。先程の2台のスノーモービルが止まって休んでいるのが見えた。尚もガスの中を登る。雪はフィルムクラスト状に変わった。もうすぐ七高山山頂という所で、ガスが晴れてきた。
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山頂に着く頃にはさらにガスが取れてきた。少し休憩したのち、滑る準備をしていたら、北側で完全にガスが晴れ、日本海の海岸線がゆったりと弧を描きながら伸びている。かなりの高度感を感じた。
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いよいよ御田ケ原に向かって滑り始めた。
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振り返って山頂を仰ぎ見る。今日ついたトレースが一本だけあるだけで、ここを通って滑る人は極端に少ない
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ある程度下がってくると、凹凸になったが、雪は緩んでいたので、多少の凹凸は気にせずに滑った。
猿倉口に戻ると、山頂にはまた雲がかかってきていた。山頂に居た時にだけ晴れてくれて運が良かった。
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
時々拝見しておりますが、
初めてコメントさせていただきます。
管理人さまの、あまり好きではないモビラーです。
その時の方は真坂さまですね!
今期は何度かお世話になりました。
私の団体も、様々なフィールドの自主規制に従い
活動しております。山形県新庄市在住。
どこかの山でお会いした折は宜しくお願い致します。
苦労して登って、豪快に滑り降る!
たまたま居合わせたモビラーにタンデムで
もう一本滑れたら最高ですよね!
山スキーヤーの方々と共存を強く望むモビラーです。
『冬山馬日記』というブログを書いてますので、
よろしかったらお立ち寄りください。
マスター
2008/05/13 17:23
マスター様 
ボランティアでパトロールをされていて、実際に救助もされているという話を聞いて、今までスノーモービルに抱いていたイメージが変わりました。
 実のところは、スノーモービルの事情をよく分かっていなかったという事がいけなかった事だと反省しております。
 事故の無いようお互いに気を付けて、雪山ライフを楽しんでいきたいですね。
 コメントありがとうございました。
管理人
2008/05/13 18:56
少しでも理解して頂き、感謝しております。
実際モビラーもさまざまですので、
みんなが同じ感覚では無いことも事実です。
北海道の雪崩研究会さまから資料を取り寄せたりして
日々勉強しております。
私どもは、今シーズン終了しましたが、
来期でもお会い出来ましたら幸いです。
今後とも冬山馬会『ふゆやまかい』!
宜しくお願い致します。
マスター
2008/05/13 19:51
『冬山馬会』拝見させていただきました。
マナーアップに全国的に取り組まれている等、またまた勉強になりました。
これからは、モトクロスのシーズンのようですね。
スキーはもう少し楽しめそうです。
来シーズン以降、宜しくお願い致します。
管理人
2008/05/13 23:53

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