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zoom RSS 鳥海山屈指のロングコース 上ノ台コース

<<   作成日時 : 2009/03/13 23:13   >>

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鳥海山 升田地区〜奥山林道〜上ノ台〜七高山 往復


2009/02/28 晴れ

奥山林道起点 6:06 → デブリ地帯 7:27 → 林道より取りつく 7:42〜46 → 上ノ台(996m) 9:14

→ 唐獅子平小屋の上 11:09 → 外輪の稜線 12:26 → 七高山 12:40〜55 

→ 稜線より滑走開始 13:20 → 奥山林道に戻る 15:05〜12 → 奥山林道起点 16:08


 
先週の大沢下りも18kmのロングコースであったが、今回の升田地区から奥山林道を進み、上ノ台を経て七高山
を目指すコースは片道で15km、往復で30kmという超ロングコースである。同じ鳥海山の鳥越川沿いに千蛇谷を経て新山を目指すコースは片道12kmであるから、それよりも長く以前から行ってみたいと思っていたコースであった。
 奥山林道起点まで除雪がされていて、林道の起点の近くに広く除雪されてあるスペースがあったので、そこに駐車した。車を停めた所から鳥海山が薄暗かったが見えていた。山頂付近にだけガスがかかっていたが、空はよく晴れており、登る意欲が湧いてきた。
 6時位に出発したいと思って支度をしていたら、突然大音量で音楽が流れた。どうやら升田地区では朝の6時になるとスピーカーから音楽が流れるらしい。山に登る時だけは早起きするが、いつもは遅くまで寝ていたいので、もし毎日朝6時に起こされるのは厳しいなあと思ってしまった。
 6時をちょっと過ぎて林道起点を出発する。粉砂糖をふりかけた感じで薄らと新雪が積もっていた。上部でのパウダーを期待してしまう。林道起点のすぐ右側に升田地区のスキー場があったことに始めて気付いた。Tバーリフトもある。距離は短いが斜度は結構ある。滑り降りてすぐ止まらないと林道をつっきって田に落ちてしまう事になるが。車を停めてきた所はスキー場の駐車場だったと思われた。
 日向川に沿って林道を進む。雪は締まっていて、うっすら新雪が積もっているので、シールがよく走った。杉林の中を通ると落ちた枝でブレーキがかかる。
山頂が焼けてきた。岸辺の小屋が発電所であろうか。新しいデブリがあり、シールが汚れるのを嫌って、そこだけ板を脱いで歩いた。今日通る予定の白沢川に沿った尾根が見えていた。
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 所々で山頂が見える。山頂に日の光が強く当たり始めていたが、ガスは依然かかったまま。
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 途中デブリ地帯があり、そこを通過する際は慎重を期すようにとの情報があり、所々で見られたデブリ地帯は思っていたほどではなかったので、今年は少雪だったために大したことがなかったのかなと思っていたら、やはりあった。滑落したら川に落ちてしまうので、慎重に通過した。デブリなので、細かい凹凸があって、エッジがよく効くので、思っていた程緊張しなかった。
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 デブリ地帯を渡り切ってから通過した所を振り返る。こちらから見ると川面までは高さがあった。帰りが怖い。
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 日向川に架かる橋を渡って、直進すると吊橋が見えてきた。吊橋の情報は無かったので、道を間違えたのではと気付く。橋の所まで戻ると、林道は橋を渡ってすぐの所で右にカーブしていた。林道を進むと、杉の植林地帯が広がっていた。この当たりで上ノ台に向かって林道から取りつくとの事であったので、とりつける場所を探しながら進むと、丁度良いポイントがあった。カモシカ等の足跡もあり、動物達もここを通過しているようだ。直進すると沢が出ていて、何回かスノーブリッジを渡りながら進むと、先に進む程傾斜がきつくなってきた。地図で確認すると、今登っている谷の東側に一つ隣の谷の方が緩やかなで、そちらが予定していたルートであった。登って登れない斜度ではなかったので、戻らないでそのまま登り切った。広い台地に出る。左側に尾根が伸びているので、早めに尾根に乗らないと、雪庇が張り出していて厄介だという事なので、尾根に向かった。尾根に乗り始めた辺りは広い疎林帯であった。逃げていく兎を、2回ほど見た。
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 尾根を伝っていくと、徐々に細くなり、やがて別の尾根とほぼ垂直に交わる。そこで山頂がまた見えるようになった。大分近づいてきた。帰りにここで曲がるように、ストックで雪の上に矢印を書いた。
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左)熊棚があった。 右)尾根には雪庇が張り出すようになる。踏み抜かないように時々樹林帯を通過して進む。
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 尾根は徐々に広くなる。ブナ林の中を通過する。新雪が5cm位積もっていた。
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 尾根の先を見ると見覚えのある風景があった。昨年の4月に祓川から一旦七高山に登り、白沢川に沿った尾根を滑り降りて来た時に、これ以上進めなくて引き返した地点であった。
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 昨年の4月に始めてここを訪れた時も、雄大な鳥海山の眺めに感動したが、升田地区から登って来てこの光景を始めて見ていた方がより感動していたかもしれない。

 木の生えていない広い尾根を進むうちに鳥海山の見える角度が変わっていくのがいい。
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 新雪が多い所では15cm位あって、上の方はもっと積もっているではと期待してしまった。上に進むと急に横風が強くなった。
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 殆ど傾斜のない尾根を景色を眺めながらゆっくりと登ってきて振り返る。帰りの滑りが楽しみである。
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 今日の出発地点の升田地区も見えてきた。湯の台コースの出発地点である大台野も見えている。
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 今まで順調に進んできたのだが、標高1100m近辺から新雪が飛ばされ、アイスバーンが向き出しになっている地点が多くなってきて、とうとうアイスバーンのみになり、シールが時々滑るようになった。まだ斜度がないので登れているが、先に見えている少し急な斜面は登れないだろう。この先もずっとアイスバーンなら下りは楽しくないし、むしろ辛くなるのは分かっていたが、ここまで来て引き返すのも嫌で、スキークランポンを装着して登り続けた。
 スキークランポンを装着してからはスリップすることなく、暫く登り続けてきたが、山頂が近付くにつれ斜度が増してくると、スキークランポンでもスリップするようになった。一番高い所に生えているダケカンバの所まで来て、登り続けるか少し迷った。ここに板をデポしてアイゼンで登る事も考えたが、行ける所までスキーで登ることにした。
 気が付くと、唐獅子平小屋の上まで登ってきていた。今日はスノーモービルの人達はいないようだ。
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 この先はアイスバーンのみと思っていたが、所々新雪がたまっている所が出てきた。そういう所を繋ぐとシールとアイゼンと両方効くようになり登り易くなった。吹き下ろしの向かい風が吹くと雪が舞っている。新山側に積もった雪が風で飛ばされ、外輪の東側に積もるため、新雪が積もっている所があるのかと思った。成るべく斜度のきつい所を通らないようにルートをとる。百宅ルートの夏道のすぐ横を通ったが、既に道の近くの石が露出していた。外輪の稜線にスキークランポンで登り切る事が出来た。稜線上は風が強かった。山頂小屋を見ると、いつもなら雪に埋まって形が分からないのだが、今年は小屋が完全に埋まっていない。山頂付近も今年は少雪のようだ。
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 七高山まではすぐなので、アイゼンに履き替えないで、スキーを履いたままクランポンを効かせて稜線を歩いた。虫穴岩もエビのしっぽがびっしりであった。
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 新山ドームを見た時、何か違和感があったのだが、始め何か分からなかった。七高山まで辿りついて新山を見た時、何がいつもと違うか分かった。雪が少ないため、新山と外輪を繋ぐスノーブリッジが例年より発達していなかった。外輪の付根部分を比較すると3m位昨年より低い感じだった。
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 新山の隣には稲倉岳も良く見えていた。
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 祓川側を見ると祓川ヒュッテの赤い屋根が見えた。周りにはスノーモービルが通ったルートがある。竜ヶ原湿原を横切って中島台方面に向かっているスノーモービルが見えた。舎利坂はいつもより雪が少ないような感じもするが。七高山山頂には登山靴の足跡が残っていた。最近登られた人がいるようだ。
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 外輪の稜線を戻り、登って来た地点から少し下って、風が弱くなった辺りでクランポンとシールを剥がして、いよいよ下りである。思っていたより雪のたまった所があり、テレマークターンで滑れたが、途中でアイスバーンがミックスになり、アルペンターンに切り替える。
 遠くに、焼石連峰〜栗駒山地〜虎毛山〜神室連峰が登って来たときよりもはっきりと見えるようになっていた。
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 ミックスゾーンからオールアイスバーンに変わり、超慎重に下る。表面が不気味に光っている。標高が下がると表面がテカテカでモナカと泣きたくなる。テレマークのアルペンターンはやや後傾で滑るので、ターンで板の後が引っ掛かりまくりで、何回転倒したことやら。
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 アイスバーンからようやく新雪の積もった雪面に変わったが、斜度が緩いので、今度は板が走らず。途中でワックスを塗ろうとザックを探したが、見つからない。滑りに関しては今回は全くいい所がなかったような。
 遠くの山々の眺めが良かったのはせめてもの救いか。虎毛山〜神室山〜小又山
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 振り返ると山頂のガスも晴れ、青空が澄み渡っていた。
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 祓川から往復した時の最終地点まで戻って来た。右側の雪庇が危険で進めないと思っていたが、樹林帯の中を通ればもっと下れた事にその時は気付かなかった。
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 トレースを辿って、曲がる所を過ぎないよう注意しながら下った。樹林帯の中にもギャップがあったりしたので、スピードは出せなかった。ストックで所々書いた矢印を辿って、尾根から台地に下りてきた。登りで間違えた急斜面では雪が緩んでいたので、なんとか無事滑り下りられた。林道に戻って小休止を取ってから、元来た林道を帰る。

 途中、林道から見えた巨岩。直径20m位はあっただろうか。近くにデブリ跡があり、遠い昔、その上から転がってきたものであろうか。
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 途中のデブリ地帯を通る時、気温が上がっていてすぐ上から水が滴り落ちる音や、小さな氷片がパラパラと落ちる音がして、朝より緊張した。林道は少し登りがあったが、シールは貼らないでスケーティングやストックで前進して滑って来た。
 升田スキー場が見え、長かったツアーも無事終了した。 ゲレンデの右側にはTバーリフトもある。営業は終了していたのだろう、人影はなかった。
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 出発地点の奥山林道起点より見る鳥海山
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 今回はアイスバーンであったが、もう少し気温が上がって雪が緩めば、あのフラットな雪面はさぞ快適に飛ばせただろう。次回からはもう少し遅い時期に来た方がよさそうだ。遅い時期でも林道の雪は十分に残っている感じであった。

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