東北の山〜鳥海山

アクセスカウンタ

zoom RSS 鳥越川ルート 一週間後に訪れてみて

<<   作成日時 : 2009/03/16 01:03   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

鳥海山 鳥越川ルート


2009/03/08 晴れ のち 曇り

林道除雪終点 → 8:00 倒木地帯 9:09 → 千蛇谷末端部 11:45 → スキーデポ 〜12:58 →

山頂 13:07 → デポ地点 13:26〜49 → 車 15:46


 前日に飲会があって帰宅が12時近くになってしまい、翌日は早く起きられなかった。目が覚めると既に明るくなっていた。天気予報が良かったので前日から稲倉岳にでも行こうと考えていた。家を出た時点で鳥海山に登ろうと決めていたら、別から登っていたと思うが、稲倉岳に向かう途中、鳥海山の全景があまりにもくっきりと見えていたため、急遽鳥海山に登ろうと決めたので、先週と同じで稲倉岳の近くの鳥越川ルートからとなった。稲倉岳の駐車場は早い時間に行かないと、すぐ満車になるという事もあった。

 林道除雪終点は先週来た時と変わっていなかった。誰もいない中準備をしていたら、一台の車が到着した。毎年、ここで出会う方であった。先週は稲倉岳に登られたそうだ。
 林道を歩いていると、白鳥の賑やかな鳴き声が聞こえた。白鳥達も北帰行する季節になった。
画像


 そろそろ咲き始める頃と、まんさくの花を探しながら林道を歩いていると、黄色い花弁がまだ巻かれた状態のまんさくが見つかった。帰る頃には変化があるかもしれないと思いながら、先に進む。
 ブナ林の中を歩いていると、前方に動く黒い大きな物体があり、一瞬ドキッとした。かもしかと分かりホッとする。
画像


  倒木地帯で景色を眺めながら小休止をする。先週来た時と比べるとブナ紅葉が始まっているようだ。ブナは葉の数が多く、たくさんの冬芽をつけるので、芽吹き前の褐色の色がブナ林全体に広がり、紅葉のように見える。ブナ紅葉の後には雪紅葉、春紅葉と続くが、雪紅葉だけはシールに芽鱗がついて粘着力が弱まってしまうので、正直困りものだ。
画像


 U字谷に着く頃には、薄い雲が広がっていた。気温が上がる予報だったので、帰る頃までに雪が融けないか期待していたのだが、あまり期待は出来ないと思った。森林限界を超えた辺りからシールが効かなくなった。スキークランポンを装着すると良く効いてくれた。御浜の方向から時々雲が流れてくるようになった。千蛇谷へ上がる急斜面が光っていた。
画像


 急斜面もスキーのまま何とか登れた。千蛇谷に上がってもアイスバーンであった。雲が外輪から流れ、千蛇谷の上部は雲に覆われてしまった。千蛇谷を登っているうちに山頂部は雲に隠れたり、晴れたりと目まぐるしく変わった。千蛇谷の上部に着く頃雲はとれた。山頂小屋に向かう斜面の東側に新雪がついていたので、スキーのまま登っていると、雲が流れてきて、辺りが真っ白になった。少しづつ上を目指している間に、また雲が流れて行った。小屋と同じ位の高さまで登ってきて、スキーでは登れなくなってきたので、板をデポしてアイゼンに履き替える。帰りに板を雲の中でも探しやすいよう大きな岩のすぐ下に置いた。雪は降ってなかったが、外輪は先週より白くなっていた。今日は外輪を登っている人はいないようだ。
画像


 山頂にまで雲がかかる事はなかったが、展望はさっぱりであった。つい先週の景色と比べてしまった。登れただけでも良かった。帰りに山頂神社に立ち寄る。
画像


 昨年新しくなったトイレの方から宿泊小屋の間を通り、大物忌神社の本社の前に出た。例年なら雪に埋まっているが、今回は本社が確認出来たので、参拝した。
画像


 スキーをデポした所に戻るまで、雲に覆われる事はなく、板はすぐ見つかった。滑降の支度をしていると雲が流れてきて、ホワイトアウトになってしまった。視界があっても慎重に下らないといけない斜面だったので、板をずらして高度を下げていく、また雲が晴れた。この時ちょうど、雪の溜まっている所まで下りてきていたので、一気に滑り降りた。
 千蛇谷の上部まで下りると、一旦平になるが全面アイスバーンとなっていて慎重に下る。谷が狭く斜度が急になる。斜滑降の感じで下っていこうとしたら、エッジが外れ転倒してしまった。転倒したら止まらなくなり、2m位滑落して止まった。まだ、急斜面の上部だったので、より慎重に下ったのだが、また転倒して、1m位滑落した。なんとか斜度が緩い所まで下りたが、それから先も怖くてボーゲンで下って来た。
 千蛇谷の末端部から最大の難所が待っていた。一番斜度が緩い所を斜滑降を繰り返して下る事にした。慎重に下っていたのだが、エッジが抜け、転倒してしまった。一生懸命足を踏ん張るが止まらずに滑落し続ける。下をちらっとみると、露出した岩など激突したら危ない所はないようなので、踏ん張り続ければ、斜度が緩んでそのうち止まれるから大丈夫だと思った。板で踏ん張っていたので、それ程スピードは出ていないと思った。そのうちに足の方に抵抗がかかるものだから、少しづつ回転して頭から落ちそうになった。そうなったらスピードの制御が出来なくなり、さすがにまずいと思い、回転しないよう足で舵をとるよう頑張っていたら、落ちる向きが変わっていき、雪が吹き溜まった所にのりあげ、突然滑落は止まった。どれ位かはよく分からないが、10〜20m位滑落したように感じた。
 暫く体を動かせなかった。頭の中で今起こった事を整理するのに時間がかかっていた。30秒位経ってから、足を動かしたり、腕を動かしたりして、怪我はしていない事が分かり安堵する。しかし、まだ急ではないがアイスバーンの斜面が残っているので心からホッとした訳ではなかった。
 この先の起伏がある地形では、いつもより真剣にコースを選んで下った。起伏のトップより東側に雪がついている事が多かった。そろそろアイスバーンの割合が少なくなってきたとたん、張っていた気が緩んだためか、どっと疲れが出た感じになり、今までに何度となく通っているコースなのだが無事に戻れるかという不安に襲われた。
 よく考えると、ずっと緊張のしっぱなしで、水分や栄養の補給をしていなかったので、シャリバテと軽い脱水症状のためと思われ小休止をとった。
 森林限界の辺りまで戻ると、雪は緩み、不安も解消されてきた。朝、出発した地点で会った人と思われるトレースがあった。
 ブナ林にまで戻ると、スノーシュー等多くのトレースが残されていた。
 クロカワゲラの仲間 翅があるので無翅のセッケイカワゲラとはグループが異なるらしい。産卵をするために上流を目指しもくもくと歩いていた。先週来た時は一匹も見られなかったのだが、啓蟄を過ぎた今回はセッケイカワゲラと共に一斉に活動を始め、標高の低い所では至る所で見られた。
画像

 
 倒木地帯を過ぎた地点で、これから登って鳥海山の見られる所まで行かれるという人と出合った。その頃には、大分落ち着いていたが、朝から誰とも会っていなかったので、人と話した事で、さらに気持ちが楽になれた。

帰りには、開花したばかりのまんさくの花を一輪だけみかけた。
画像


 今年からスキークランポンを使用するようになって、今までは諦めて引き返していた所も、進めるようになったという点ではいいのだが、下山時に滑落の危険がある時は、アイゼンに履き換えて安全に下りた方がいいと今回学んだ。

月別リンク

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
鳥越川ルート 一週間後に訪れてみて 東北の山〜鳥海山/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる