東北の山〜鳥海山

アクセスカウンタ

zoom RSS 鳳来山経由 湯の台コース 再び

<<   作成日時 : 2009/03/22 14:03   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

鳥海山 鳳来山経由湯の台口コース


2009/03/20 曇り 後 晴れ

鳥海高原家族旅行村 13:10 → 鳳来山 13:51 → 

月光坂を越える 14:15 → 西物見で撤退(1165m) 15:00〜20 → 鳥海高原家族旅行村16:11


 三連休の初日は朝方まで雨が残るが二日目にかけて徐々に回復していく天候であった。山に出かけるなら二日目の土曜日という予報だったのに、残念ながら、土曜日だけ仕事であったため、初日に早く天候が回復しないか鳥海山のライブカメラを時々チェックしていた。
 秋田側から見ると中腹より上は雲がかかっていたが、湯の台方面は青空が見え出してきていた。出発することに決めた。鳥海山に向かっている間に秋田側でも晴れるようであれば、秋田側から登ろうと思っていたが、晴れる気配はなかった。少し時間がかかるが、湯の台口に向かった。登り開始時間が遅くなるので、今回は宮様コースを始めて通って、滝ノ小屋までで戻ってくる計画とした。

 県道366号線の草津から鳥海高原家族旅行村、鳥海山荘へ向かうT字路の所に、鳥海山荘側から大台野に向かう道路は雪崩の危険性が高いため一月下旬より通行止めとなっているとの案内板があった。始めから大台野に向かう予定で来ていたら、大台野に向かう迂回路の方に向かっていたが、今回は鳥海高原家族旅行村から出発して、草津川を渡渉して滝の小屋線に向かう計画だったので、T時路を左折して家族旅行村を目指した。
 鳥海山荘の手前の路肩に、鳥海山と書かれたスペアタイヤ用のカバーをつけている青森ナンバーの車が駐車していて、この人は多分山スキーをやっている人だろうなと思いながら通り越した。傍に3,4台止まっていた。
 鳥海荘を過ぎ、まだ今年の営業が開始されていなかったが、家族旅行村まで除雪は入っていたので、奥まで車で進む。
 家族旅行村の所から登る支度をしていたら、10人位の大パーティーが鳳来山から下山してきて、鳥海山荘方面に下って行った。恐らく、先程の青森ナンバーの車の人たちであろう。大台野に行く迂回路を知らなくて、鳳来山経由で登られたのかと思った。今の時間に降りてきたという事は昨日、滝ノ小屋で一泊されたのであろうか。

 鳳来山には向かわずに、昨年、鳥海山に本格的に雪が降ってから湯の台コースを登った時に覚えた草津川を渡渉できる地点を目指した。黄砂に雨を吸った重い雪でシールが滑らず足取りは重かった。渡渉地点に着いたのだが、その時と比べて水量が多かった。長靴なら問題なく渡れ、登山靴でギリギリ渡れる位の水量で、スキーブーツでは無理であった。その近くでスノーブリッジを探したが、一か所だけ架かっていたスノーブリッジも小さくて、昼を過ぎて気温が上がっていたし、雨を降った後の重い雪だったので、渡っているうちに崩れてもおかしくない感じであった。今年は雪が少ないので、渡れなくなる時期が早まったのだろうか。それとも、例年この時期はもう渡れなくなっているのかもしれない。
 今から大台野に回るには、例の通行止めの為、一旦県道366号線まで下らないといけないので、結局、今回も鳳来山経由で登ることにした。このコースには板を脱いで登らないといけない急斜面があるが、先程降りてきたパーティーのトレースがあるので、それで幾らか楽できると思われた。
 前回の家族旅行村から真っ直ぐ鳳来山に向かった時と比べて、今回、草津川よりから鳳来山を目指したら、斜度は緩く、ブナ林が多かったので、木々の密集度は低いと感じた。帰りもこのコースを下った方が滑りやすいと思った。
 緩いといっても結構な急斜面なのでもくもくと登っていると、木を素早く下る茶色い物体が見えた。今の時期に茶色の動物を見る事は滅多になかったので、始め何か分からなかったが、どうやらテンらしかった。テンが木登り上手であるとは知らなかった。下る時は頭を下にして駈け下るという感じの素早さであった。テンは本来は夜行性なのだが、驚かせてしまったようだ。

 鳳来山の手前の少し広い尾根に到着すると、大勢のトレースがあった。先程の大パーティーのものだった。湿・重の歩きづらい雪だったが、ボーゲンで綺麗に均されていたりして、登り易くなっていて助かった。
 ここから展望が開けるので、下を見ると、大台野から歩き始めたばかりの3人の姿が見えた。翌日の天気は絶好の山日和なので、恐らく滝ノ小屋に一泊の予定なのだろう。明日、休みの人が本当に羨ましい。
 程なく鳳来山の山頂に到着した。そこから痩せ尾根を辿って本日最大の難所を通過しなくてはならないのだが、先程のパーティーのトレースはそこで終わっていた。今朝登って、ここで引き返したようだ。
 当てにしていたトレースは無くなってしまった。ルートの先を見ると、雪が少ない影響か、昨年登った時より登り返しの高さが高い。雪庇も今にも崩壊しそうであった。ここで引き返そうかとも考えたが、まだ登り始めたばかりで引き返すのも嫌で、歩みを進めた。 鳳来山から下った鞍部から見上げる月光坂
画像

 
 思っていたより亀裂が内側まであって、慎重に西側の林よりを通過する。ワカンのようなトレースが先に続いていた。シールの効く限界まで登ってから、壺足で登る。途中に肩まである段差があった。足場を固めステップを途中につけても、何かに捕まって体を引き上げないと登れなかった。雪が緩んでいて、手を雪に刺しても体重をかけると崩れてしまい、なかなか登れないでいた。
 どうしようかと考え、板を両手で持ち上げ、目の前の雪に横にして叩きつけた。手で強く引っ張っても動かなかったので、それをアンカーにして体を引き上げる事が出来た。そこから、板を叩きつけては一歩進み、また板を叩きつけては一歩進むと、五体投地のような動作で急斜面をクリア出来た。
 月光坂を登ってから鳳来山方面を見て。雪庇の崩壊が結構激しかった。
画像


 月光坂を登り切ると大台黒と呼ばれる広くて平坦な尾根のブナ林の中を進む。あまり斜度がないので、下りで板が滑るか心配になる。
画像


 大台黒のブナ林の中にポツンと限界杉と呼ばれる杉が一本(正確には根元が一つで幹が二本に分かれていた)だけあって、葉の芽吹く前のブナ林の中ではかなり目立っていた。ルートの目印となる。
画像


 ブナ林の中から見上げるブナ紅葉
画像


 東物見でブナ林を抜けると、前方が開け、月山森〜外輪が見えてきた。雨の降った跡と思われる小さな凹凸がある。山頂付近にかかる雲の流れは速く、上は風が強い。また、午前中と比べて気温が低くなってきていた。
画像


 徐々に尾根は狭くなり、尾根の東側の景色を眺めなられるようになる。雪庇に乗らないように尾根に沿って進む。北西の冷たい風が段々強くなったので、アウターを着る。
画像


 下には大台野〜滝ノ小屋線が見え、その向こうには上ノ台コースで登った長い尾根が見えていた。こちらのブナ紅葉も見事である。
画像


 北西から雲が流れてきているが、鳥海山に遮られて、湯の台方面だけ晴れている感じであった。
 西物見で尾根の西側が望めるようになり天主森〜月山森の谷間が見えてくるが、ここから北西の風にまともにさらされることになる。大台野から宮様コースから登っていれば、風も弱くて登れただろうが、ここから滝の小屋までは、標高差も距離もあと少しなのだが、冷たい風が吹き続けていて、今までザラメだった雪が凍り出してきていた。
 今日は、ここで引き返すことにした。風の当たらない所でシールを外し、滑る準備をする。ビンディングを歩行モードから滑走モードに切り替えようとしたが、動かなかった。板を脱いで、スライドする部分を指で押して力をかけながら、レバーを切り替えると動いた。しかしながら、ブーツをビンディングにつけてから切り替えられなかったので、また板を脱いで良く調べて見ると、スライドする部分がフックする穴の所に氷雪が詰まっていた。車のキーで穴に詰まっている氷雪を取り除いたら、上手く切り替えることが出来、ホッとする。
 展望のいい尾根の上を滑る。登る時は緩んでいた雪が徐々に凍り始めていて、板がよく走った。
画像


 振り返り山頂方面を見ると、去年と比べると雪庇は既に崩落が始まっていた。
画像


 東の展望が無くなる所で、一旦立ち止まって下を見る。大台野の歩き始めの所で見かけた3人が、山雪荘の下のカーブの所を歩いていた。一泊装備で荷物が重いのであろう。今日は滝ノ小屋でなく山雪荘泊まりか。大台野までの通行止めを迂回するのに時間がかかり予定より出発が遅れたのかもしれないと思った。
 ブナ林の中も斜度は緩く、雪も緩んでいたので、滑らないかと心配していたが、雪が締まり始めていて快適に滑って来れた。限界杉を過ぎ、月光坂上部まではあっという間に戻れた。が、問題はこの先である。前回の山行で滑落して学んだ教訓から、安全策をとってスキーを脱いで壺足で下った。壺足で下っても時々足場が崩れ、肝を冷やす。鳳来山の山頂まで、途中埋まりながらも、壺足で登り返した。山頂で板を履いて、後は下るだけである。
 鳳来山の山頂から庄内平野に差し込む光芒を望む。よく見ると、稜線に沿ってずっと大勢の人のトレースがついていた。鳳来山から降りてきたパーティーは、南高ヒュッテを経て稜線沿いに登って来られていたようだ。
画像

 
 大パーティーは真っ直ぐ家族旅行村の方に降りていたが、自分が登ってきたトレースを辿り草津川よりに下った。また、テンが木から下りて、谷へ逃げて行った。ここにはテンが多く生息しているのであろうか。木の間は広めであったが、斜度があり、雪も締まり出していて、ザラメでショートターンしても急には曲がらないので、木にぶつかる前に転んで停まったりと、降りて来た頃には登りより疲れていた。
 
 鳳来山コースは今年は特に、月光坂の急斜面が辛かったので、歩いて登る人向きのコースであった。今回も宮様コースに行けずに終わった。鳥海高原家族旅行村から出発して、草津川を渡渉して滝の小屋線に向かえば、大台野から登るよりも距離が短くなるのだが、もう少し時期が早くないと渡れないようだ。この後は大台野に真っ直ぐ向かって、次こそは宮様コースを通りたい。

月別リンク

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
鳥海高原家族旅行村
おすすめ家族旅行村【全国】です。家族旅行村など子供、赤ちゃん連れ旅行におすすめのホテル、旅館、キャンプ場などを紹介しています。を紹介しています。よかったら遊びに来てください。ご迷惑でしたら、お手数ですが削除お願いします。 ...続きを見る
おすすめ家族旅行村【全国】
2011/05/17 08:39

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
鳳来山経由 湯の台コース 再び 東北の山〜鳥海山/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる