東北の山〜鳥海山

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zoom RSS 鶴間池に滑り降りる

<<   作成日時 : 2009/05/16 21:03   >>

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鳥海山 大台野〜鶴間池〜のぞき〜七高山〜大股雪渓〜鶴間池〜大台野


2009/04/19 晴れ

大台野 6:30 → 山雪荘 7:10 → 鶴間池 7:44 → 渡渉ポイント見つからず引き返す 8:18 → 

のぞき 9:09 → 滝ノ小屋駐車場近く 9:40 → 七高山 11:44〜12:13 → 鶴間池 13:52 →

滝ノ小屋線に戻る 14:42〜55 → 15:19


 大台野から登った時によく“のぞき”から見下ろしていた鶴間池に初めて行ってみた。鳥海山の新たな一面を発見出来、なかなか面白いコースであった。
 滝ノ小屋線は自然に雪が融け655m地点まで車が入れた。既に10台位の車が止まっていて、出発の準備をしている人もいたが、既に出発してしまっていた人が多かった。雪は大分少なくなっていたが、厳冬期にショートカット出来ていた個所は、一応すべてショートカット出来た。一部で道路の雪が消え、道路脇でかろうじて雪が繋がっていたので、スキーを脱がなくてもぎりぎり通過できた。G.W.の頃には途切れているだろう。出発時には見えなかった山頂も、ガスが晴れ始め、うっすらと見え始めてきた。
 宮様コースの入口まで到着した。その日のトレースを見ると、全員が宮様コースに向かっていた。宮様コースには向かわず、山雪荘に到着。山雪荘前の荒木沢に架かる橋を渡ってすぐに、右の林の中を進む。赤いリボンが付けられておりそれを目印に進んだ。雪で埋まったヨモギ沢を越えたら、鶴間池に降りるには、急な斜面を下りて行かないといかない。急斜面を下る前は、鶴間池の辺りにはまだガスが残っていた。鶴間池から見る鳥海山の光景を楽しみにしていたのだが、見れないのかと残念に思ったが、急斜面をトラバース気味に下っているうちに、ガスは消えていった。
 一本の沢が流れていた。鶴間池から流れ出る池沢であった。沢沿いに緩やかな傾斜を登っていくと、やがて開けた所に出る。鶴間池小屋が見えて来た。
 小屋には池沢を渡渉しないといけないので、渡れそうな所を探すと、一か所だけぎりぎり渡れそうなスノーブリッジがあった。スキーを履いたまま素早く渡った。
 綺麗な鶴間池小屋の傍を通って、鶴間池へと向かう。池の一部が既に現れていて、水面に映る逆さ鳥海を期待したのだが、残念ながら水面が波打っていて綺麗な逆さ鳥海は見られなかった。羽根を休めていた3羽の水鳥を驚かせてしまい、飛び立っていった。 鶴間池から見た鳥海山
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 まだ凍っている鶴間池の上を通って、さらに奥へと進む。アイスブルーの色が綺麗であった。
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 鶴間池からさらに進んだ所に奥鶴間と呼ばれる池があるが、まだ雪に覆われていた。
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 奥鶴間から下った所でマタフリ沢を渡渉しないといけないが、スノーブリッジは既になかった。今年は少雪だったので、早々に沢が開いてしまったと思われた。渡れそうな所を探し歩いたが、雪の上から水面まで1m近くはあり、楽に渡れそうな所は見つからなかった。大きめのビニール袋も準備してきていたのだが、今渡れても帰りに増水していたらと考えると、決心がつかなかった。マタフリ沢を渡渉しても、もう一箇所渡渉しなくてはいけないので、そこでも渡渉しないといけないかもと考えると、無理はしない事に決め、来年にまた再挑戦する事に決め、一旦引き返してから山頂に向かう事にした。
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 いろいろ寄り道をしながら戻る。鶴間池に流れ込む沢も完全に露出しており、コケがびっしりと生えていた。鳥海マリモに似ていると思ったが、種類は違うようだ。
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 池沢の崩れ落ちそうなスノーブリッジを渡ってから、どうやって滝ノ小屋線に復帰しようか思案した。今朝下りて来た道が一番登りやすいルートであるが、かなり遠回りになってしまう。のぞきにダイレクトで上がれるカンスケ坂に雪が付いていそうだったので、シール登行で行ける所まで登って、急な所は壺足で登る事にした。シール登行で登っていくと、急な斜面にはロープが垂れ下がっていた。ロープに体重をかけてみても問題ないようであったので、ロープを掴んで腕力で急な斜面を登る。直登する感じになったので、シールが効き、板を履いたまま登れた。
 カンスケ坂の途中で鶴間池を振り返る。
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 のぞきより見るとマタフリ沢の次に渡渉する太右ェ門沢の方は雪があり、渡れそうな事が分かった。
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 のぞきからは昨年の今季初滑りの時に通っている。まだ雪はたっぷりとあり、ショートカットを連続して進む。下りにはツリーランが楽しみだ。山頂が見えて来た。稜線は雪が少ない。
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 同じく昨年の今季初滑りの時にアイスバーンで苦労した坂は今はザラメで楽々登り、滝ノ小屋線の駐車場にあるトイレの上の平らな地点に辿り着いた。宮様ルートから登っている人が、貝塚雪渓の上部を通って、ソロバン尾根に向かっているのが見えた。
 鶴間池の所では渡渉出来なかったマタフリ沢だが、ここではまだ雪がある。雪で埋まった沢を越えて、ソロバン尾根の下部に乗った。宮様コースから登って来た人達は、私の事を見つけると、どこから来たのか不思議がっていたようだ。しばらくソロバン尾根を登ってから、籔が途切れて雪が繋がっている辺りからは七高山に向かってトラバース気味に高度を稼いでいった。
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 太右ェ門沢がまだ雪で埋まっていたのを見てから、今日の通りたかった鶴間池から先のルートを上から滑り降りてみたいと考えるようになっていた。鶴間池が見える。登り返した時にどの地点まで登り返せばいいか復帰ポイントを確かめながら進んだ。
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 行者岳から下った所にある大股雪渓は風の影響を受けにくいらしく、雪が積もりやすいため雪質はいいし、適度な斜度で、一度滑り降りて見たいと思っていたルートであった。今回はトラバースして通るのみ。
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 トラバースして登ってきた斜面はザラメでどこを滑っても楽しめる斜面であった。外輪にある百宅ルートの起点の地点で稜線に辿り着いた。稜線は雪がなく、歩いて七高山に到着すると猿倉から登ってきていたというボーダーが休んでいた。舎利坂を見ると、十数人位、これから登ってきている人達が見えた。湯の台コースを登って来た人達は、稜線に雪がないことから、わざわざ七高山まで来る人はいなかったようだ。舎利坂の雪はクラスト気味あった。
 新山方面を見ると、雪が大分融けていた。稲倉岳も大分雪が融けて山肌が見えていた。
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 その日は遠くの山々まではっきりと見えており、山頂からの眺めも素晴らしかった。月山〜朝日連峰
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 これから鶴間池に向かって下り、状況によっては登り返すことになるかもしれないことから、そうそうに七高山を出発した。舎利坂と比べて、外輪東側の斜面はザラメで斜度もあり、長い距離滑走出来て、十二分に滑りを満喫出来た。ビア沢のすぐ隣を滑り下りていくと、切れ落ちていて鶴間池が見えた。
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 滝ノ小屋線 〜 上ノ台コースの尾根の間に立ち入るのは初めてであった。
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 初めてのコースに下りで向かうのと、登りで向かうのでは、登って行った方がコースを見つけやすい。鶴間池から登って来られなかったのは残念だった。しかし、一旦渡渉は出来なかったが、マタフリ沢まで下りてきていたので、大体の方向は感覚的に分かった。標高も低くなってくると、雪が腐っていて板が滑らなくなった。ワックスを塗る。
 一箇所、籔を越えなければならない様子であった。ここまでで引き返すか迷ったが、籔は数mの斜面を下ればいいだけであったので、籔を越えて、もう少し進むことにした。
 ビア沢の隣から切れ落ちた所から見えていた広場にきた。そこは雪崩の巣窟で一面のデブリ地帯であった。鳥海山でこれだけの規模の雪崩跡はなかなか見る事は出来ない。デブリの穴に落ちないよう、慎重に通過する。
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 太右ェ門沢を渡渉する。一部で窪みが見られたので、一気に滑って通過した。
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 新しい雪崩跡が見られた。慎重にかつ素早く通過する。今朝渡れなかったマタフリ沢の上流部では、雪崩た雪が沢を埋めていて、渡る事ができた。大小の凸凹があり、板を履いたままでは通りづらかったので、板を脱いで通過した。マタフリ沢を無事に渡れたので、登り返さなくてもよくなりホッとした。
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 マタフリ沢を越えてからは、尾根伝いに降りて来た。鳥越川ルートの中島台のブナ林と似ている感じがした。
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 尾根を辿ってくると、鶴間池の上部に出た。
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 鶴間池の上の雪は今朝よりも融けていたため、素早く通過する。鶴間池小屋の周辺に歩いた跡が見られた。そのトレースが池沢の対岸に着いていたので、どうやって渡ったのか見に行くと、池沢にかかる梯子状の橋がある事が分かった。
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 今朝は、風があって水面が波立っていた鶴間池も、鏡のような水面に変わっており、逆さ鳥海が見事に写っていた。
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 スノーブリッジを渡ってから、今朝下りてきた急斜面はトレースを辿って登った。滝の小屋線に戻ると、上から滑り降りて来たスキーのトレースがついていた。今朝、殆どの人が宮様コースで登っていたようだが、下りは宮様コースを通らないで、滝ノ小屋線をショートカットして下って来たようだ。
 滝の小屋に立ち寄らないで山頂を目指す人には、宮様コースはかえって遠回りになるし、下りも平らな所があるので、途中で歩かないといけないので、滑りを重視するならば滝ノ小屋線ショートカットコースの方がいいように思えた。
 外輪から鶴間池まで長い距離を滑り降りられるのはいいが、登り返しは結構きついものがあった。今度はもう少し早い時期に訪れて見たいが雪崩が怖い所もある。鳥海山の他のコースよりも、地形が複雑なのでコース取りが難しかった。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして
GWに鳥海山へ登り(滑り)に行くにあたり、雪の状態など参考とさせていただきました。ありがとうございました。
この記事にコメントさせてもらったのは、私も鶴間池からビア沢または本白沢経由の南東面滑走を考えていたためです。
さすがに今年は雪が少なくだめでしたが、4月半ばでもう厳しい状況だったのですね。大きな熊の足跡に出くわして鶴間池までも行かず、普通に中沢雪渓を登ってから大股雪渓や白沢雪渓上部を滑ってきました。
また訪問させて頂きますので、よろしくお願いします。
えむとら
2009/05/19 21:46
コメントありがとうございます。
今回、始めて訪れたコースでしたので、例年の雪の状況は分かりませんが、
私が訪れた時点で、何とか下りて来れたような状況でした。
もう熊が活動してましたか。滅多に人が訪れない所ですので、足跡を見つけてしまったら、近寄りたくないですね。
大股雪渓や白沢雪渓上部の斜面、先日、私も何回か滑ってきました。斜度があって、荒れていないし、滑りを楽しめるコースですよね。このコースでしたら、まだ雪がありもう少し楽しめそうでした。
 またのご訪問をお待ちしております。
 
管理人
2009/05/20 00:52

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