東北の山〜鳥海山

アクセスカウンタ

zoom RSS スキーと花と影鳥海?

<<   作成日時 : 2009/07/06 22:34   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

鳥海山
鉾立〜千蛇谷〜新山〜七高山〜氷の薬師〜七高山〜千蛇谷〜七五三掛〜蛇石流〜鳥海湖南岸〜笙ヶ岳〜鉾立


2009/06/20 晴れ

鉾立 2:50 → 笙ヶ岳・御浜分岐 4:11 → 御田ヶ原 4:54〜5:20 → 新山 7:13〜33  

→七高山 8:18〜30 → 氷の薬師 → 8:39 → 七高山 9:29〜58

千蛇谷下部 10:24 → 前鍋基部 10:58 → 鳥海湖南岸 11:15〜36 → 笙ヶ岳 12:20〜25

→ 笙ヶ岳・御浜分岐 13:05〜24 → 鉾立 14:13


 先週は、ハクサンイチゲが見事であった焼石と、板納めにはもったいない位の雪質で滑りが楽しめた鳥海山に大満足であった。そこで、その翌週は花とスキーの両方を一遍に楽しみたいという欲張りな望みを叶えられるルートがないかと考えた。
 また、影鳥海が見られそうな予報だったので、影鳥海も見たかったのだが、ステップソールで夜行の登行は厳しいだろうという事で、山頂から見る事は諦め、御浜から影鳥海を眺める計画を立てた。御浜からも影鳥海が見られるとは聞いた事があったが、山頂からしか見た事がなかったので、御浜から見る影鳥海はどんな状態で見れるか楽しみであった。

 鉾立に到着し象潟市街を見下ろしたが、夜景は霞んではっきりとは見えていなかった。上空を見上げると、天の川がぼんやりとだが見えていた。初めは登山道を歩くことになるので、ビンディングにブーツを取りつけた板をザックに固定し、トレランシューズを履いて登り始めた。
 白糸の滝展望台に立ち寄る。稲倉岳の上空には、3日後には新月になる細っりとした月の近くに、明けの明星が輝いていた。鳥海山の山頂のシルエットも見えていたので、影鳥海が見られるのではと期待したかったのだが、写真には細っりと写っているはずの月が、長時間露光で撮影すると満月のように写ってしまう位、朧月のようにぼやけて見えていたので、あまり期待は出来なかった。
画像


 秋田県と山形県の県境を越えて少し歩いた辺りから雪渓になった。ブーツに履き替え、ステップソールの板を履いて雪渓を歩き始めた。斜度が緩いのでステップソールでも歩けた。歩いているうちに東の空が明るくなって、雲がいい色に焼けてきた。東の空には雲があるのが見え、影鳥海は無理かと思い始めてきた。
画像


 賽ノ河原から御浜に向かうルートには早い時期に雪が消え登山道が出ているので、そのまま雪渓を直進する事に決めていた。笙ヶ岳と御浜の分岐を目指して直進しているうちに、山頂部分だけ見えてきて、その上空が綺麗に焼けていたので、山頂の全景が見られる分岐まで急ぎたかったのだが、早朝のステップソールでは早く歩けなかった。分岐のほんの手前まで雪が繋がっていた。分岐まで辿りついてやっと、朝焼けの鳥海山山頂の全景を眺める事が出来た。
画像


 薄暗い中ではあったが、辺りは白い花が満開になっているのが分かった。この先、千蛇谷まで板を履く事はないので、トレランシューズに履き替えた。徐々に明るくなってきて、満開のハクサンイチゲに喜ぶ。
画像


 時々、日本海の方角を見て影鳥海を探したが見えず、日の光も弱かったので、今日は見られないだろうと諦めていた。ハクサンイチゲの事ばかりを見て歩いていたら、突然辺りがオレンジ色の日の光に包まれ、自分の影もはっきりと現れた。慌てて日本海がよく見られる所まで進むと、笙ヶ岳〜三峰の陰に影鳥海らしきものが見えた。三角形の一辺は綺麗に直線で見えていたが、反対の一辺は丁度笙ヶ岳〜三峰に重なってしまっていて、残念ながら影鳥海の端正な三角形は見られなかった。日の光が強かったのは数分間だけで、すぐまた弱くなってしまい。影鳥海は消えてしまった。
御浜辺りからでは、今頃の時期は影鳥海は綺麗に見られない事が分かった。もう少し後の時期には、太陽の出現する位置が変わり影鳥海の出現する位置も変わってくるので、笙ヶ岳〜三峰に被ることなく、端正な三角形の影鳥海が見られる事になるだろう。昨年の同時期に山頂から見えた影鳥海はこちら
画像


 御浜に近付いてくるに従って、ハクサンイチゲの花はまばらになった。ハクサンイチゲと鳥海湖と鳥海山の全景が一枚のフレームに収まるお気に入りの撮影ポイントでも、残念ながら満開ではなかった。翌週辺りが見頃になると思われた。御浜を通過する。小屋の営業はまだ始まっていなかったので、ひっそりとしていた。
 御田ヶ原まで花を眺めながらゆっくり進むと、カメラを持って降りてきた人と会った。御浜小屋で泊まられたとのこと。御田ヶ原で朝食を摂る。八丁坂にたっぷりと残る雪渓を下り、石畳を登りながら、千畳ヶ原方面に残る雪が繋がっているか確かめた。登山道のすぐ南側に遅くまで雪が残る、蛇石流と呼ばれる涸沢は下まで雪が繋がっているようなので、下山時に滑られそうな事が分かった。その雪渓はさらに七五三掛から繋がっている事も分かった。
 七五三掛に到着してから、板をデポして外輪コースの方に進み、雪渓に乗れるか確かめにいった。登山道の近くまで雪渓があり、下山時にはここから滑る事が可能な事が分かった。

 七五三掛から外輪コースに進んだ所から御浜方面を見ると、まだだっぷりと雪が残っているのが分かった。特に笙ヶ岳は山頂から下まで雪が残っていて、帰りに寄りたくなった。
画像


 七五三掛に戻り、千蛇谷に向かった。千蛇谷に向かう途中の斜面に雪が残っており、トレランシューズでトラバースしている時に足が滑り一瞬ひやっとした。まだ雪が緩んでいない時にトラバースする時は要注意である。千蛇谷に降り立つ。雪は上まで繋がっていたが、縦溝が結構目立っていた。雪渓には外輪から崩れて来た大小の岩が無数に転がっており、滑る時、それらをかわして滑るのは大変そうだった。下りは岩だらけの谷底を滑らずに、外輪をトラバースするように滑るしかなさそうであった。
画像


 千蛇谷の上部にあるのどの所は傾斜がきつかったが、ステップソールでも通過出来た。雪渓を登りつめ、夏道が出ている所から板を担いで登り大物忌神社に到着した。
画像


 すっかり雪は消えていたが、営業はまだで、人影は無かった。神社に参拝に向かったが、入り口の引き戸には鍵がかかっていて開かなかったので、外から参拝した。昨年出来たばかりで、始めて一冬を越したトイレに向かった。バイオトイレの方は冬季使用不可になったままであったが、バイオトイレでない方は使用出来た。小屋の裏側から雪渓に乗って、新山の山頂を目指した。雪が途切れる地点でトレランシューズに履き替えた。岩を登って新山の山頂に到着した。3月に登って以来の久し振りの新山山頂であった。冬と違ってじっとしていても寒くないので、周りの景色を眺めながらゆっくりと山頂で休憩した。中島台方面を見下ろせる方に移動した。

 岩の隙間にたくましく咲いていたコメバノツガザクラ
画像


 日本海側を見下ろせる地点から見る笙ヶ岳〜御浜〜稲倉岳〜中島台。残雪と緑のコントラストがいい。昨年の同時期の同じ地点より見た景色と比べて見ると、今年がいかに多く雪が残っている事が分かる。
画像


 荷物の所に戻り、ブーツに履き替え、新山ドームの雪渓を滑った後、板を手に持って外輪に登る。外輪に登る急坂を登っている途中で、いつの間にか片方のストックの先のバスケットを落としてしまっていた。バスケットがないとストックを突いた時に深く刺さってしまうので、登って来た道を探しに戻ったのだが、雪渓まで戻ったのに見つからず、また探しながら登っても見つからなかった。諦めきれずに二度目に探しに戻って要約、石の陰に落ちていたのを見つけた。

 何回も行ったり来たりしてしまったが、外輪に辿りつき、七高山に向かった。舎利坂を見下ろすと、祓川コースを登ってきている人達が見えた。先週雪質が良くて滑るのが楽しかった舎利坂をもう一度滑りたく、外輪に渡ってきた。滑ったついでに水を補給しようと、唐獅子平避難小屋か氷の薬師のどちらに向かおうか迷ったのだが、近い方の氷の薬師に滑り降りる事にした。
 早い人は舎利坂直下まで登ってきていた。先週の滑りを再びと思って舎利坂を滑り降りたのだが、先週と比べて縦溝が入っていたため、滑っても期待していたほど面白くなくてがっかりであった。滑り降りる途中で8人位の人とスライドした。氷の薬師までは行こうと向かったのだが、先週は滝のように流れ落ちていた水はチョロチョロとしか流れておらず、しかも水が流れている岩と雪渓の間にはぽっかりと穴があいていて、手を伸ばした位では届きそうになく、水を汲む事は出来なかった。
 水を補給しにきたつもりが、逆に水を浪費しただけであった。七高山に向け登り始める。舎利坂まで来て、唐獅子平避難小屋まで行くべきか迷ったのだが、手持ちの水の量がひっ迫していた訳ではなかったので、真っ直ぐ七高山に向かった。七高山に到着した後、外輪を下り、新山への分岐からさらに下った。雪に乗った所で雪渓を登り返さなくても、外輪と山頂神社の間のコルに雪が残っていたので、そこを通って滑り降りる事が出来た。千蛇谷をいよいよ滑り降りる。千蛇谷の上部ではまだ雪の上に出ている石が少なく、かわして滑り降りる事が出来たが、中間部を過ぎる頃より、谷底部分を板を傷つけないように滑るのは困難であった。外輪に壁に残っている雪渓をトラバースして千蛇谷の末端に到着した。
 板を脱ぎ、乾くまで小休止してからザックの横に固定して、ブーツのままで七五三掛に向かった。
 千蛇谷から七五三掛に向かう途中で、ミヤマキンバイと稲倉岳
画像


 雪のトラバース部分を慎重に通過し、梯子を登って七五三掛に到着した後、下調べしていた外輪コースに向かった。登山道脇の雪渓に乗ったら、板を履いて滑り始める。登山道に沿って進み、蛇石流に残る、一部で幅数mの雪渓をショートターンで慎重に下って、鳥海湖南岸へ向かった。
 蛇石流を滑り終えてから、山頂〜外輪方面を望む。一番左の雪渓が蛇石流
画像


 鳥海湖南岸に向かって登り返す。思った以上に雪が残っていて、雪渓上部から十数m板を脱いで登っただけで、鳥海湖の南岸側に出た。
 鳥海湖も大部分が雪で覆われていた。アイスブルーの湖水の色が綺麗であった。
画像


 静かな鳥海湖南岸で休憩した後、鳥海湖の周りに残る雪に乗り、板を履いて笙ヶ岳を目指した。夏道は雪が消え、木道が出ていたので、雪が残っている急斜面をトラバースして進む。急斜面を通過しても岩峰・三峰まで雪が繋がっていた。三峰への斜面で単独の山スキーヤーと会った。先週もここに来られたそうだが、先週はこちらも快適に滑られたそうだ。三峰の山頂付近で分かれ、笙ヶ岳に向かった。三峰の山頂部は登山道が出ていたので、咲き始めた花を眺めながら歩いて通過した。
 三峰と二峰のコルから雪渓に乗り、同じく雪のない二峰のピークは巻いて、雪渓を進んで笙ヶ岳に到着した。雪渓が切れた所より歩いて笙ヶ岳の山頂に向かう。
 山頂には数名の学生が休憩していた。昨年同時期に笙ヶ岳を訪れた時はまばらに咲いていた程度で、花の時期には早かったのかと思っていたが、実はハクサンイチゲやミヤマキンバイ等の早い花は既に終わってしまっていて、その後に咲く花が満開になる時期の過渡期であったようだ。今回訪れた笙ヶ岳山頂にはミヤマキンバイが一面に咲いていた。
画像


 長坂道コースを見下ろすと、ハクサンイチゲが一面に咲いていた。先週訪れた焼石の姥石平のハクサンイチゲの群落とは面積では負けるが、密集度では負けない位であった。学生らしきパーティーが長坂道を登って来られているのが見えた。山頂で休んでいた学生に尋ねると、長坂道から登ってきたという事であったので、早く到着して山頂で待っていたのだろう。
画像

 
 ヒメイチゲがひっそりと咲いていた。
画像


 板をデポしていた所に戻り、笙ヶ岳東面の雪渓の最上部より山頂方面を望む。
画像


 笙ヶ岳よりドロップした場合、登り返すには斜面が緩い所がないので、ステップソールでは苦労することが予想された。最上部の平らな地点では雪質が良かったのだが、いざドロップしてみると縦溝で快適には滑る事が出来ず、楽しく滑られるのなら急斜面の登り返しも辛くはなくなるのだが、苦労して滑り降りた上に苦労して登り返すのは馬鹿らしく思え、斜滑降で進んで二峰の下を通過し、三峰と岩峰のコルを目指して斜めに登り返した。
 三峰と岩峰のコルより三峰に登り返したが、先程の山スキーヤーは姿が見えなかった。三峰より岩峰に向かって滑り、岩峰の横を通過して御浜・笙ヶ岳の分岐に戻った。そのまま御浜方面に進んで、雪渓から登山道の木道に乗れる地点で板を脱いだ。この木道は御浜・笙ヶ岳分岐より鳥海湖南岸へ向かう道であるが、今の時期通る人はいなかったので、木道の二列になっている所で休憩した。御浜と御浜・笙ヶ岳分岐の間は多くの登山者が往来した。休憩後、御浜・笙ヶ岳分岐に向かって歩いた。笙ヶ岳・御浜分岐付近のハクサンイチゲ
画像

 先程、笙ヶ岳であった学生達が歩いてきた。長坂道を登って来ていた学生も合流しており、先導する先生らしい方から、休憩していた木道の先の雪渓の様子を訊かれた。アイゼンはないがピッケルは持っているとの事であったので、急斜面をトラバースする際はピッケルを念のため準備した方がいい事を伝えた。

 御浜・笙ヶ岳分岐よりまた雪渓を滑って、後は鉾立を目指した。
 笙ヶ岳に寄り道をしなければ、山頂から鉾立まで、板を脱いで歩いたのは千蛇谷末端〜七五三掛〜外輪の雪渓の間と、鳥海湖南岸に向かう十数mの間、御浜・笙ヶ岳分岐付近の数十mの登山道歩き、そして最後の雪渓から鉾立までの間で、意外と長く滑ってこられた。先週と比べると快適に滑るられるような雪質ではなくなっていたのは残念であったが、十分滑る事が出来たので、満足のいく板納めとなった。
 また、御浜の周りはまだ早かったが、御浜・笙ヶ岳分岐の周辺のハクサンイチゲが満開で良かった。特に、笙ヶ岳山頂のミヤマキンバイとハクサンイチゲの群落は見応えがあった。
 スキーのシーズンは終わってしまい残念であるが、これから花が楽しみな時期を迎えるのは嬉しい事である。

 
 前回訪れた霊峰木境神社と同じく、史跡鳥海山として追加指定されるよう答申された金峰神社に、立ち寄った。

 金峰神社の前から木立の間に見える奈曽の白滝を始め、杉の巨木の森と自然が豊かなエリアであった。

 金峰神社鳥居をくぐり、境内の中を歩いて進む。
画像


 石段を登って奥の方へと進む。鳥海山の涼しい所から降りて来たばかりで、石段を登っただけで汗が噴き出て来た。涼を求めて奈曽の白滝に向かう。今度は急な下りである。杉の大木の森の中で幾らか涼しくなった。
 白糸の滝・奈曽渓谷を通って流れてきた奈曽川のほとりに降りると、奈曽の白滝の全景が見られた。滝の近くまでは寄る事は出来なかった。
画像


 滝を離れ、金峰神社に向かった。金峰神社の前の広場から、木立の間に奈曽の白滝の一部が見えた。
画像


 通ってきた道を戻らないで、周回コースで駐車場に戻る。途中でダイモンジソウと同じ科のユキノシタが咲いていた。
画像


今回見られた花

シラネオアイ、ミネザクラ、オオカメノキ、ミヤマツボスミレ、ムラサキヤシオツツジ、オオバキスミレ、タニウツギ、レンゲツツジ、ハクサンチドリ、ツマトリソウ、ハクサンイチゲ、サンカヨウ、マイヅルソウ、ヒナザクラ、チングルマ、ツバメオモト、ショウジョウバカマ、コイワカガミ、ミツバオウレン、コウジオウレン、ミヤマキンバイ、ヒメイチゲ他

月別リンク

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
スキーと花と影鳥海? 東北の山〜鳥海山/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる