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zoom RSS 稲倉岳 今季初登頂

<<   作成日時 : 2010/02/23 20:39   >>

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鳥海山 稲倉岳 神社ルート〜西カール経由


2010/02/21 曇り のち 晴れ

除雪終点 9:17 → 神社分岐 10:01 → 神社ルート上部で一本滑った後 → 西カール上部 13:35〜45 

→ 稲倉岳山頂 14:05〜15 → 西カール上部から滑走開始 14:57 → 除雪終点 15:52


 今季何度と通ったものの、山頂まで行く事は出来なかった稲倉岳だが、この日は午後から天気が回復しそうなので、スタート時間を遅めにした。稲倉岳に向かって車を走らせている時は、既に鉾立まで見えており、期待に胸膨らませて除雪終点に到着した頃には、除雪終了地点にはいっぱい車が止まっていて、人の姿はなかった。今日も有難くトレースを辿らせてもらう。稲倉神社分岐まで来るころには、再び鉾立は雲に隠れてしまっていてがっかり。
 今回は一般ルートの方にもトレースがあり、神社ルートの方にもトレースがあった。しかし、神社ルートのトレースは一つ目のピークを巻いて、一般ルートの方へ向かっていた。トレースを辿った方が楽なのだが、西カールを滑ってからは神社ルートで下ってきたかったので、明日の為にも体力を温存しておきたかったのだが、迷った末に神社ルートへ進んだ。脛位までのラッセルだが、重めの新雪でやや負荷がかかる。
 初めてノートレースで神社ルートを通ったので、途中あやふやなコース取りの所もあったが、最後まで登る事が出来た。最後の急斜面の所で、やや遠くに突然トレースが見えたので、初めはかもしかのトレースかと思って近づいて見ると、スキーのトレースであった。本日、既に上から滑り降りてから登り返した人がいた。上を見ると滑りたいと思わせられる斜面であった。そこからはトレースを辿り、楽をさせてもらった。
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 トレースを辿っていると、上から滑り降りてくる人が見えた。いつも稲倉岳で御世話になっている本荘山の会の御二人であった。こちらでは見えていたのだが、こちらには気付かれずに滑り降りて行かれた。森林限界付近まで到達するも、上部はガスがかかり西カールも見えなかった。こんな状況では上に行ってもつまらないので、一本滑る事にする。
 毎度のように、ビンディングを滑走モードに切り替えるのに時間がかかっていたら、上空が薄明るくなった。晴れる兆しが見られたが、まだ時間がかかりそうであったので、ノートラックの斜面にドロップした。やや重めの新雪であったが、浮遊感を楽しみながら、先程滑り下りて行かれた方向に滑って行くと、先程の二人が登り返して来られていたので、挨拶をする。
 私のとは違うメーカーの歩行モードと滑走モードの切り替えのあるビンディングを新しく購入されたというので、切り替えに手間取らないか尋ねると、詰まった雪を取り除かないと切り替えられないと聞き、同じようなトラブル起こっている事を知った。ある台所用品で擦って、雪を取り除いているという有難いアドバイスも頂いた。そういえば、先日、鳥越川敗退後稲倉岳に登った時に、七曲でスライドした人が胸元にそれをぶら下げていたのを見て気になっていたが、使い道が判明した。別れてからもう少し滑り、お昼の休憩をしてから登り返した。
 また森林限界まで登り返してくると、視界が開け、青空が覗き始め、鉾立や西カールの下部が見えるようになっていた。二人はトレースから、もう一本別のラインを滑り降りていった事が分かった。この後、回復すると思い、西カールを目指すことにした。
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 下を見ると雪の華が綺麗であった。
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 西カールには新雪が溜まっていて、シール登行で上まで登れるようだった。所が、中間位まで登ってきたら、またガスに包まれ、ホワイトアウトになった。今季最初に稲倉岳に登って来た時と同じかとモチベーションは一気に下がってしまったが、ここまで来たら簡単には引き下がれず、登れる所まで登りながら、天候の回復を待つことにした。西カール上部に来てもなかなか視界が晴れなかったが、最上部まであと少しという所で、ガスが薄くなり始め、稲倉岳山頂も見えてきた。
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 ガスが晴れてきて辺りの様子が分かるようになってくると、いつの間にかコースを逸れ、西カールの西側の尾根に登ってきていた。尾根の最上部に立つと、奈曽渓谷が目に飛び込んできた。しかし、写真を取る間もなく、またガスにかき消されてしまった。そこで、暫くガスが晴れるのを待つことにした。なかなか全体で綺麗に晴れることはなく、一部だけ見えるような状態が続く、蟻の戸渡りが初めて見る角度から見えたので、その方角をじっと見ていたら、鳥海山の山頂が薄いベールの向こうに見えた。
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 だいぶ粘ったのだが、ガスは晴れそうにないので、稲倉岳の山頂に向かう事にした。北は西カールの急斜面、南は奈曽渓谷となっている狭い西カール最頂部の稜線を慎重に渡り、稲倉岳山頂部の西斜面に到達した。所々で、岩の一部や氷の塊りが露出した斜面で、シール登行では厳しそうになった。普通のアイゼンも念の為背負ってきていたが、今回はスキークランポンで登れそうだったので、スキークランポンを装着すると爪がよく効き、山頂まで登る事が出来た。稲倉岳の山頂といってもだだっ広いため、どこが三角点か分からないが、GPSで確認して山頂に到着した事を確認。ガスが晴れて鳥海山の山頂が望めれば申し分ないのだが、風が強く寒くて、バラクラバを被り少し粘ってみたのだが、長い時間は耐えられず諦めて下山することにした。戻っているうちに奈曽渓谷が見え始めたと思ったら、一気にガスが晴れ、鳥海山山頂が遂に姿を見せてくれた。手前に蟻の戸渡り
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 鳥海山山頂をズーム。不気味に光っていない事から、今ならシール登行で頂上小屋直下まで行けそうな感じだった。
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 スキークランポンなしでも大丈夫な地点まで下りてきたので、スキークランポン、シールを外し、ビンディングに詰まった雪を掻きだし、無事切り替えも終わり、滑り降りる準備が出来た頃、西カールの最頂部に人影が見えた。先程の二人もガスが晴れ、登って来られていた。近くまで滑り降りて行き、暫く、写真を撮ったり、話をした。「山行粗描」の管理人さんは、今日矢島から日帰りで鳥海山山頂を狙っていたとも話されていた。
  稲倉岳山頂〜鳥海山山頂〜御浜〜鉾立 手前に奈曽渓谷
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  いよいよ西カールを滑り下りる。ドロップして直ぐに重い雪質と分かる。今シーズン初めに、革靴でゲレンデのオフピステを繰り返し滑ってトレーニングした効果があったようだ。プラブーツの滑りと違う、体の力を抜いたゆったりとした滑りの感覚を何となく分かった気がしていた。プラブーツの時も以前と比べゆったりと滑られるようになった。西カールの下部で振り返る。二人を待っていたが、お互いに滑りを撮影されながら下りて来られていたようで、なかなか下りて来られなかったので、先に進んだ。
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 海岸線もよく見えているようになっていた。
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 樹林帯に戻ると、別のパーティーが滑り降りていった跡があった。自分のトレースが分からなかったが、同じ所に戻るはずなので、トレースの下りている方向に滑って行くと、要約自分のトレースを見つけた。後は、トレースに沿ってフカフカの新雪を滑り降りていった。稲倉神社分岐より西カールを見上げる。稲倉岳〜奈曽渓谷〜鉾立 
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 分岐より下でもトレースを辿ると板が走ってくれて、楽に除雪終了地点に到着出来た。帰路の途中、久し振りに綺麗に見えていた鳥海山と稲倉岳の2ショットを眺める。
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
2/25お天気に誘われ横岡集落へ9:00着・林道終点判らない為奈曽川に沿って・・林道のトレ−ス合流までにヘトヘト (後でかくにんしてOO酒店からと判明)五月下旬の雪質にモチ下がりっ    森林限界地点でまるちゃん塩ラ−メンここで撤収眺望は最高でした土日は、八甲田東斜面で、溜飲さげてきますブログの写真大変参考になり初めての登行に不安なく感謝感謝いつかは、北面滑走・・と思いながら車窓から最敬礼で岐路につきました。
白神杜撰会
2010/02/26 12:09
稲倉岳に行って来られたのですね。私も始めての時は林道の入口が分からず、車で右往左往してしまいました。私も始め間違って奈曽川沿いの広い河原にも行ってしまいました。そこから歩き始められたとは大変でしたね
 雪質はいまいちのようでしたが、森林限界まで行かれ、天気も良く眺望を楽しまれたのは何よりでした。次は、稲倉岳山頂から眺める鳥海山頂の荘厳な姿をご覧になって、北面滑走を楽しんで下さい。
つたないブログですが、お役に立てたようで、何よりです。
 八甲田の方にはまとまった降雪があったようですので、羨ましいです。
管理人
2010/02/26 22:02

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