東北の山〜鳥海山

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zoom RSS 鳥海山 今季初登頂!?

<<   作成日時 : 2010/02/27 08:23   >>

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鳥海山 フォレスタ鳥海〜七高山 往復


2010/02/22 晴れ

フォレスタ鳥海 5:08 → 堰口 6:26〜34 → 猿倉口 7:33 → 七ツ釜小屋 8:55 → 虫穴岩 10:56

〜11:19 → 七ツ釜小屋 11:51 → ランチ休憩 → 猿倉口 12:32 → フォレスタ鳥海 13:26


 稲倉岳に今季初登頂した翌日は、休日出勤の代休日であった。もし稲倉岳に登頂出来ていなかったら、山頂から鳥海山の山頂を見る事が出来なかったならば、前日のトレースを辿り、稲倉岳に再挑戦をしていただろうが、稲倉岳山頂から間近に鳥海山の山頂を見てしまっては、もう気持ちは鳥海山に真っ直ぐ向かっていた。
 稲倉岳の帰りに、鳥越川ルートの除雪終了地点を確認に向かうと、前回敗退した時と同じ所まで車で入れた。ただ、ブナ林の下りで板が走らなかったという事もあり、同じ位の距離のフォレスタ鳥海からのコースに決めた。前日が天気の良い休日だったため、鳥海フォレスタからだと長い距離でモービルトラックの恩恵にあずかれると思われた。また、この時期に舎利坂方面に登ったことがなかった事もあり、このコースに惹かれた。

 雨の降りだすのは夕方以降からの予報であったが、次第に崩れる天候だったので、午前中勝負とみて、まだ真っ暗な5時にヘッ電を灯しながら登り始めた。月はとっくに沈んでしまっていて月明かりに邪魔されることなく、冬空の星は綺麗であった。予想通り、モービルトラックがはっきりと残っており、また電柱に沿って歩けばいいので、真っ暗でも迷う事はなかった。少し歩くと、外灯も灯っていた。東の空が少し明るくなった頃、車道から奥山放牧場内に入ると、鳥海山の姿が闇夜に確認する事が出来た。
 牧場内を歩いているうちに、段々と夜は明け、鳥海山もはっきりとしてきた。
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 東の地平線は見る事は出来ないが、オレンジ色に染まっていくのは分かった。モービルトラックを辿って、難なく堰口まで到着した。堰口からは、車道から逸れ、黒森の近くを通る最短コースで七高山に向かう予定でいたのだが、モービルトラックから一歩外れると、くるぶし位まで埋まってしまい、帰りには鳥越川ルートのブナ林と同じように緩斜面では板が滑らなくなるのではと思われ、もう少し先までモービルトラックの御世話になる事にした。
 堰口から歩き始めて間もなく、紅出羽富士を拝む。今頃、影鳥海が現れているだろうと考えながら進む。
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 日もだいぶ高く登り、新雪に反射する日光が眩しくなってきたので、日焼け止めクリームを顔に塗った。
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 暫く歩いていると、見覚えのある光景が広がり、猿倉口に到着したと分かった。幾筋ものモービルトラックがあるので、どのコースから登るのがベストか考える。
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 下りに平らなコースや登り返しが少ない七ツ釜方面に向かうコースに決めた。丁度、七ツ釜方面に向かっていると思われるモービルトラックがあったので、それを辿っていった。鳥越川ルートに比べると地形が複雑なので、スノーモービルがスタックした跡がある雪深いところから、表面が固くて中が柔らかい最中、薄らと新雪の積もった雪面、表面が光っているアイスバーンまで、場所によって雪質が異なっており、下りに滑ってくるには厄介だと思った。だが、モービルトラックを辿れば、キャタピラの跡にシールが良く効き歩きやすかった。

 竜ヶ原湿原が見え、祓川ヒュッテも二階部分が出ていた。日差しが強くなり、平坦地を歩いているにも関わらず、暑くなってきた。日焼け止めだけでは心配なので、バンダナで顔を覆った。
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 結局、七ツ釜小屋までモービルトラックの御世話になった。七ツ釜小屋下の平原で、赤い旗竿を目印に数本立ててきた。七ツ釜小屋より上からのノートラックの斜面は、いつも祓川から登った時に通る、急斜面を通らないコース取りで舎利坂に向かう。七ツ釜から暫く歩くと、吹き下ろしの向かい風が強くなった。いつも露出している小高い地形が雪に埋まっており、例年より積雪量が多い感じがした。所々で、アイスバーンでシールがスリップするようになってきた。
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 強い向かい風と、アイスバーンに手こずりながらも、舎利坂下に到着した。いつも露出しているハイマツ帯も雪に埋まっていた。舎利坂の状態が分からないので、念の為スキークランポンを装着してから舎利坂に取りつく。強い風とともに雪煙が舞い、細かい雪が容赦なく体に吹きつけられるようになってきていたので、バラクラバも被った。舎利坂下部では厚めに新雪が積もっていて、シールだけでも登れる感じであったが、中間よりも上に進むと、表面にうっすらと積もっている程度で、シールだけでは厳しかったが、スキークランポンの爪がよく効いてくれた。大きくジグを刻みながら七高山山頂まであと10m位の所まで登って来たが、稜線上は台風並みの風がうなりをあげていて、近寄ることは出来なかった。もはやここまでかとも考えたが、舎利坂南側の尾根を乗り越えると、虫穴岩がすぐ目の前に見えた。風も頂上と比べれば弱く、虫穴岩に向かった。氷の粒粒の急斜面をスキークランポンの爪を効かせてトラバースし、虫穴岩の横の稜線に辿り着く事が出来た。
 虫穴岩に隠れるようにしながら、なんとか新山ドーム〜七高山を撮影することが出来た。
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 アイゼンに履き替え新山に渡る事はおろか、七高山の山頂に向かう事も断念する。虫穴岩を回り込み、外輪を下り、スキークランポンとシールを外す事が出来る平で風の避けられる場所を探した。外輪をびっしりと覆ったエビの尻尾 遠くに月山が霞んで見えた。
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 山頂小屋もエビの尻尾に覆われていたが、建物の形ははっきりと見えたので、雪は少ないように感じた。天気が下っているはずだが、まだ雲は見えなかった。
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 新山に渡る分岐の近くで、スキークランポンとシールを外し、昨日アドバイスを頂いた台所用品を早速購入しておいたので、今回使用してみてビンディングの切り替えを行ってみたが、私のビンディングでは上手く切り替わらず、マイナスドライバーが必要となった。しかし、雪を取り除くには大変便利だったので、これからも持ち歩いて使用出来る。良い物を教えて頂き感謝である。心配であった切り替えも無事終わり、素早く稜線から離れる。唐獅子平小屋方面に滑り降りる斜面を滑り、少し標高がさがった所から舎利坂に回り込む。舎利坂の風雪
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 舎利坂は慎重に滑り降りたのだが、斜度が緩んだ所で少し欲を出してしまった。下界は良く見えており、祓川ヒュッテも確認出来たのだが、地表付近では風で飛ばされた細かい雪が薄い膜をはったようで、雪の状態がはっきり見えないにもかかわらず、スピードを出してしまい、突然アイスバーンでエッジがはずれたと思った瞬間、斜面を転がっていた。それからは、全く滑る事が出来ず、安全第一で下って来た。七ツ釜小屋を目印に下りてこようとしたのだが、上からは小屋は雪で覆われていて、すぐ近くまで来ないと見えなかった。それを知らずに、探すためにだいぶ蛇行して下って来た。登りの時には七ツ釜小屋付近では風が無く、暑いくらいだったのだが、七ツ釜小屋まで下ってきてもまだ風がおさまらなかった。七ツ釜小屋の入口は雪で塞がっていて中には入れず、すぐ下る事にする。
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 七ツ釜小屋から赤い旗竿を回収しながら、1kmも下らないうちに、先程の風が嘘のようにおさまった。やっと一息つけるので、お昼の休憩をとろうと山頂を振り返ると、山頂に雲がかかり始めていた。休憩を終えた頃には、雲が大きくなり、稜線を覆っていた。まだ暗いので早過ぎるかと思ったが、5時頃から登り始めて良かったようだ。
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 お昼休憩を終えてもまだ所々でアイスバーンが硬いままであったので、滑りを楽しむより安全重視で下り、猿倉口に近づく辺りで要約アイスバーンの心配は無くなったが、残りは車道下りで、滑りを楽しむ事は出来なかった。ただ、モービルトラックを辿ると板は走ってくれたのは助かった。奥山放牧場に戻る頃には雪が緩み、数カ所登り返しがあったが、シールを貼る程ではなく、逆ハの字で登れた。
 フォレスタ鳥海の近くで振り返ると、彩雲が見られた。 
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 昨日の稲倉岳も、樹林帯や西カールといった雪の積もり易いコースを選んでいたため滑りが楽しめたのであって、雪がつかないコースでは、今日のコースのように滑るのには向かない斜面だったのであろう。期待が高かった分、本日のコースは滑りに関しては残念な結果に終わってしまった。山頂でゆっくり過ごせたならば、午後からはだいぶ雪も緩んでいたかもしれないが、今回は下山して間もなく稜線は雲に隠れてしまったので、結果的には早立ちして良かったと思った。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
おつかれさまでした。自宅にいながらにして、一緒に鳥海登頂した気分にさせて頂きました。それにひきかえ、八甲田は2/26山頂も雨だったようで、全ての雪面が川流れストライプ状アイスバ−ン。モンスタ−は全て崩壊・・温暖化事ここに至れりと嘆きつつ、本日は板休めて・弘前にて、太宰治ブレンド(喫茶・万茶ン)頂いて帰った次第で。勝手ながら・・鳥海ブル−ライン早期除雪開通の陳情でもしようかなんて・・愛しい人にフラレて眠れない夜がつずきそう。それにひきかへ、まいりました。猿倉からのトレ−スまだのこっているかなあああ
白神杜撰会
2010/02/28 20:42
八甲田でも雨でしたか。それは残念でしたね。鳥海山も先週降ったで、今は八甲田と同じような雪質に変わってしまいました。春スキーの早朝の時間帯のような雪質で、シール登行がし易くなったのはいいので、後は、下りの時に雪が緩む程気温がくれればいいのですが。
 明日からの降雪に期待しましょう。ブルーラインの開通は一日でも早くなれば嬉しいですよね。
管理人
2010/02/28 21:40
2月の鳥海山登頂おめでとうございます。
2007年3月4日(日)に同じコースを辿って七高山に立つ事が出来ましたが、いつかはどのコーでも良いから2月に山頂に立ってみたいと思ってました。
しかし、仙台在住では好天時のチャンスを予測する事と、うまく休日のタイミングを合わせる事は至難の技で、ここ2年間はまったく訪れる事も無くなりました。

しかし、トラックベルトのお世話になる事も複雑な気分で、良くも悪くも共存の世界という事になるんでしょうか?ちなみに我々も帰りはすっかりトラックベルトを辿ってました。

3月には鳥海山を訪れて見たいと思ってますが、一人で行くのも最近億劫になってしまいました。
それではまた何処かで・・・。


http://f58.aaa.livedoor.jp/~yamadori/cyoukaisan2007.03.html
sakano
2010/03/02 20:51
2007年3月4日の記録を拝見致しました。その時期に、除雪が入っていたとは意外でした。今回は、代休を利用し平日に行ったため貸切でした。今の時期に山頂を狙うとすると、平地や車道を長い距離歩く事になりますので、下りで板が滑らない時のモービルトラックは有難いものでした。
 今の時季、鳥海山山頂へ登ったという達成感はありますが、気持ち良く滑り下りるには厳しいコンディションの場合が多いですね。3、4月にもなれば、雪質が変わって、ロングコースでも滑りも楽しめるようになりますので、今は鳥海山山頂を狙うより、稲倉岳を滑っていた方が楽しいように思いました。
 矢島方面よりは鳥越川ルートの方が個人的には面白いですね。
 車での移動距離が長くなると、億劫に思われる気持ち分かります。それで専ら鳥海山ばかり通っています。
管理人
2010/03/03 20:47

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