東北の山〜鳥海山

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zoom RSS 計画通りとはいかなかったものの北壁滑走

<<   作成日時 : 2011/05/22 20:02   >>

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鳥海山 祓川〜七高山〜新山〜千蛇谷〜北面〜北壁〜祓川


2011/05/15 快晴

祓川第2駐車場 9:32 → 七高山 11:30〜39 → 新山 12:17〜13:00 → 北壁基部 13:41〜48 

→ 北壁を登り滑り返した地点 15:30〜48 → 祓川第2駐車場 17:05


 予報は曇りだったので、県境口から笙ヶ岳、文殊岳周辺を予定していたのだが、朝からすっきりとした青空が広がっていた。鳥海山の山頂には雲がかかり、矢島側が晴れていたので祓川に向かったのだが、向かう途中で、山頂にかかっていたガスはとれていた。祓川第2駐車場は7割位埋まっていて、多くの人達が既に登っているのが見えた。山頂付近の露出していた部分が再び白く染まっていた。
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 十分雪が緩んでいたが、途中でシールが必要になると考え、ステップソールの板ではあったが、始めからシール登行で登った。舎利坂の最後で、エビの尻尾に覆われた雪面がまだ十分に緩んでおらず、シール登行でも手こずった。その日のトレースを辿ると、なんとかシール登行のまま七高山に登頂出来た。七高山の標柱にも再びエビの尻尾が成長していた。
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 先週程ではなかったが、稜線は風が強かった。七高山からのパノラマ 新山ドームも外輪も真っ白になっていた。
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 先週、滑られなかった北壁にまず向かうべく、外輪を歩いて下った。虫穴岩もまたエビの尻尾で覆われていた。黄砂の影響で少し茶色がかったエビの尻尾であった。
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 虫穴岩の所で、本荘山の会の方に声を掛けて頂いた。唐獅子平に滑り込まれるというその方と別れ、鎖場を下った。アイゼンが必要な程固くはなかったが、エビの尻尾で覆われた岩が滑り易かった。新山と外輪のスノーブリッジに乗り、厳冬期に戻ったような外輪内壁を眺めた。
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 北壁のドロップ地点を偵察に向かった。少し汚れた雪面は太陽の熱を吸収しやすいため緩みやすいが、真っ白い雪が下降地点を覆っていた。
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 新山の山頂の岩陰の風を避けられる所でお昼を食べながら、幾らか緩むのを待った。
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 笙ヶ岳〜御浜〜中島台を望む ブナ林以降は分からないが、鳥越川のルートもまだたっぷりと雪が残っていた。
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 休憩している地点では雪が緩んでいたが、北壁を滑るにはまだ早い感じがしていた。向かってみなくては分からないので、新山山頂下で板を履いて、そこで滑り出した勢いのまま北壁に向かった。最初はいい雪質だったのだが、いよいよ核心部に突入するという手前で、まだ固かった。これ以上進むとステップソールといえでも引き返す事は不可能になるので、慎重にキックターンをして登り返し、千蛇谷に向かった。

 この日は十人位の人が千蛇谷を登ってきていた。まだ少しエビの尻尾が硬かったが、滑るには問題なかった。2月に千蛇谷を滑った時(その時の様子はこちら)は予備バッテリーまで電池切れで、滑走中の動画撮影が出来なかったので、コンディションもいい千蛇谷で改めての撮影となった。のどの所で一旦停止し、録画出来ているのを確認してからは、適度な斜度にターンはいらず、荷重を左右交互に軽く移動しながら、外輪からの落石をかわしながらだが、末端まで一気に滑り降りた。
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 千蛇谷を滑った後は、先週やり残した、文殊岳から千畳ヶ原へ滑り降りようと考えていたのだが、七五三掛まで結構夏道が出ていたのを見て、七五三掛まで行って滑った帰りにまた戻ってくる事を考えたら、向かう気が失せてしまった。文殊岳を滑るには、県境口からアプローチした方が良さそうだ。先週ヒールリフターを上げたまま悔いが残る滑りをした北面に向かった。鳥越川ルートから千蛇谷に登ってきているトレースがあった。北面もコンディションが良く、気持ち良く北壁基部まで滑ってきた。目の前には、先程諦めた北壁が聳えていた。北壁は滑り降りる所で、登る所ではないと考えていたが、最上部はまだ固いかもしれないが、その下の極上の斜面がすぐ目の前にあるとあっては、欲求に抗う事は出来なかった。頂上までは登り返さないので、登って直ぐ滑り降りてくる事を考え、一番エネルギー消費が少なく、足に負担がかからないシール登行で登る事にした。
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 途中の岩の露出している左側を登らないと頂上には向かえないが、シール登行ではかなり厳しいので、右側の斜面の最上部まで向かう事にした。上から滑り降りてくるときには、途中で露出した岩に遮られ、滑られない斜面であった。滑走地点より下を望む。滑り降りている時は恐怖心はないのだが、少し緩やかな所を選んで、シールを剥がして滑走の準備をしている時は、恐怖心を抱く斜度と高度であった。
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 いざ滑りだしてしまうと、恐怖心は薄れ滑りを楽しむ。途中でカメラをチェックすると、バッテリー切れで動画が撮れていなかった事を知り、がっかりしてしまった。バッテリーを交換し直した時には、斜度は緩くなっていた。最下部にあるクラックを避け、北壁を滑り終えた。祓川に戻る途中、山頂を振り返る。滑り始めた写真中央部と最初に引き返した地点までは標高差にして僅かであった。
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 ズームで見てみると、山頂から滑ってきて引き返した跡が見えた。滑りだした地点の雪質を考えると、その頃には北壁の核心部でも滑走出来る位に緩んでいたと考えられた。真っ直ぐ新山に向かわずに、大股雪渓等を滑ってから新山に向かっていたら、北壁頂上部も雪が緩んでいて、北壁を登らずに済んだかも知れなかった。
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動画編 七高山と新山からの眺め&千蛇谷と北壁滑走の様子

      フルスクリーンでご覧になりたい方は動画の画面右下のYouTubeのロゴマークをクリックして下さい↑

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
随分しばらくぶりに訪問させていただきました。
15日は思いのほか鳥海山は天気良かったんですね。
実は鳥越川から千蛇谷を考えていたのですが、前日天気予報を見て悩んだあげく飯豊に変更してしまいました。
やはり鳥海山に行けば良かったかなと後悔しきりです。
しかし鳥海山を自由自在に滑られていますね。
こんな滑り方が出来るくらい鳥海山を滑り込まれているということなのでしょうが、羨ましいかぎりです。
来シーズン以降の参考にさせていただきたいと思います。
トラ山
2011/05/23 21:16
やはり北面を滑られたのですね。唐獅子平らの極上斜面を味わってきましたが。登り返しで一杯一杯でした。
そのスピードと体力が羨ましい・・・
デンキ
2011/05/23 21:48
>トラ山さん
この日は、まさかこんなに青空に恵まれるとは思ってませんでした。
この時期、例年なら鳥越川ルートの下部では藪が出始めてますので、登ってくる人はいないのではと思ってましたが、今年は雪が多く残ってますので、登ってきていた人のトレースが見られました。
飯豊にも極上の斜面がたくさんありますが、そこに辿り着くまでが大変ですよね。その分、達成感も違ってきますが。飯豊も行きたい気持ちはあるのですが、結局は近くの鳥海山に通ってしまってます。それで毎回コース取りに変化をつけて、飽きがこないようにしているのです。鳥越川ルートはそろそろ厳しいかもしれませんが、他のルートはまだまだ大丈夫ですよ。

>デンキさん
唐獅子平へのバーンも滑り応えがありますよね。長く滑れる分、登り返しも長くなりますが…。私もこの日、唐獅子まで一本滑っておけば良かったと後悔しています。そうすれば、北壁を登らずに済んだかもしれませんでした。
管理人
2011/05/24 01:00

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