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<<   作成日時 : 2012/04/10 06:52   >>

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鳥海山 鳥越川ルート


2012/04/08 曇り のち 晴れ

登山開始 8:08 → 倒木地帯 9:15〜22 → 千蛇谷末端 11:44 →(ガスで迷走)→ 新山山頂 

13:45〜14:48 → 下山 16:33


 この日は午後から天候が回復する予報であったので、14時頃の登頂を予定して遅めに出発する予定であったのだが、病み上がりで、前回の鳥越川ルート以来の久し振りの山行であったことや、前回のようにホワイトアウトの状態で登ることになった場合、ペースダウンを余儀なくされる事を考慮し、余裕を持って1時間早めにスタートした。
 スタート時、上空は雲で覆われていた。10cm位の新雪が積もっていたが、先行者のトレースが既につけられていた。トレースで楽をさせてもらって、ブナ林を進むと、別の方向からの大人数のトレースと合流し、さらに楽に進ませてもらった。
 いつもなら部分的に開けている所もある鳥越川だが、今年はまだ埋まっていた。この先から展望が開けるのだが、千蛇谷付近から上は相変わらず雲の中であったが、まだ先は見えていた。先に進むと、ポールをはずされた大きなテントとたくさんの荷物がデポされていた。一泊されたパーティーが先行しているようだったが、先にはそれらしい人達の姿は見えなかった。
 テントから少し進んだ所で休んでいるパーティーに逢い、トレースのお礼を述べ尚も進むと、単独の山スキーヤーが見えた。トレースを途中からショートカットして先行すると、一泊されたパーティーのトレースが残っていても良かったのだが、風で消されてしまったのかなかった。アイスバーンが出てきたので、早くもスキークランポンを装着。スキークランポンが必要な部分は少しの距離だけで、また新雪が続いた。これまでいいペースで進んで来られたのだが、深い所では足首位まで埋まる新雪と、さらに強烈な向かい風、スキークランポンを装着してから板が滑らず、足取りが重くなった。でも、帰りの滑りを楽しみに思うと、新雪も苦ではなかった。
 太陽が顔を出したと思ったら、山頂も姿を見せ始め、青空も広がるようになったのだが、扇子森側から流れてきていた滝雲は取れなかった。暫くすると、千蛇谷末端へ取りつく、大パーティーの姿が見えた。その後、山頂は再び雲に隠れてしまっていた。
 千蛇谷直下の平の所でも足取りが異常に重く、板の下を見てみると、雪が下駄になっていて、クランポンの性でなかった事に一時間近く歩いてから気付いた。手で雪を擦り落としてからは歩きやすくなった。
 千蛇谷直下の急斜面では、一部でクランポンの歯を氷に食い込ませてトラバースする所があったが、そこを通過するとシール登行でも十分登れる程、雪がついていた。千蛇谷末端に到着後、振り返り稲倉岳を見下ろす
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 このままのペースで登れば13時には登頂出来る予定であったのだが、千蛇谷から上はホワイトアウトの状態であった。先行されたトレースを始め辿っていくと、4名がガスの中滑り降りて行かれた。さらに千蛇谷の半分位まで進んだ所で、濃いガスで姿は見えなかったが、人の話声が聞こえた。少しガスが薄くなると、岩肌が露出した大きな岩の下で休んでいる人達が見えた。外輪も岩氷で覆われ、ホワイトアウトの状態では岩肌が露出している部分しか見えるものはなかった。見えなくても一歩づつでも進めば上に進めるはずと、一歩先が危険な状態でない事を確認しながら、牛歩戦法で進んでいたつもりであった。所が、薄日がさしたと喜んでいいはずが、予想していなかった方向に太陽が出現したものだから、慌ててGPSをチェックすると、知らない内に千蛇谷を下る方向に進んでいたから驚いた。
 視界が少し効くようになると、一斉に大パーティーが滑り降りていかれた。再び方向転換をして先に進むが、また視界が効かなくなった。また牛歩戦法で進むが、GPSを見ると、またいつの間にか下っていたのにはショックであった。真っ直ぐ進んでいたつもりであったのだが…。お昼も過ぎていたので、大休止をしてガスが薄くなるのを待つ事も考えたのだが、それからは、少し進んではGPSで方角を確かめて、少しずつ確実に前進していくと、再び視界が少し良くなってきてからは、天候が回復するのが早かった。後から迷走したトラックを調べると、110m進むのに、40分かかってしまっていた…。外輪の岩氷
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 視界が開けるようになってからは、順調にシール登行(スキークランポン装着)で山頂まで到着。余裕を見て早めに出発していて良かった。予定の14時少し前に到着出来た。山頂は意外と風が弱かったので、岩の陰で風を避けると、じっとしても寒くはなかった。新山山頂から外輪
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 千蛇谷へ流れ込む滝雲がとれないか暫く待っていたが、これ以上は良くなりそうにはなかった。これ以上は待っても無駄なようであったので、下り始める。新雪の新山ドームを滑り、外輪と神社のコルを抜け千蛇谷へ出ると、外輪から滝雲は流れ込んでいたが、谷底までは下りて来ず視界が効いていた。アイスバーンでまともには滑られないと考えていた千蛇谷であったが、新雪とアイスバーンの区別が出来たので、新雪の場所を下ると快適に下れた。
 千蛇谷末端まで滑り降りてくると、千蛇谷では晴れ山頂も良く見えていたのは良かったのだが、これから下る先は扇子森から吹き下ろす風が強く、ガスは地表より上を流れ、ホワイトアウトのように最悪ではなかったものの、積もった軽い雪が飛ばされてブリザードの状態で視界は良くなかった。風が少し弱まった瞬間を待って、千蛇谷末端からドロップ開始をしたら、登って来た時はあった新雪は強風で飛ばされてしまっていてなかった。慎重に横滑りで滑ろうとしたのだが、エッジが外れ数年前の悪夢(その時の様子はこちら)が再び…。またもや同じ場所で滑落。今回は前回よりも短い時間で停止した。大パーティーが滑り降りていったはずのトレースもすっかり風で吹き消されていた。この先も部分的にアイスバーンがむき出しになっている所と、吹き溜まった所が斑になっていて、太陽の光が雲に遮られて薄暗くなった状態では、その境も遠くからでは見分ける事ができず、慎重に滑り降りてくるしか出来なかった。

 森林限界の近くまで下りてくると風は弱まっていたのだが、雪質は重たく、結局快適には滑られず。
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 ブナ林の入口で山頂を振り返って ツリーランも重たい雪のためトレースを忠実に辿るしかなかった。
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 下山後の鳥海山
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動画編 ガスが晴れ現れた鳥海山山頂〜滝雲〜快晴無風の山頂からのパノラマ〜新山ドーム〜千蛇谷滑走〜千蛇谷の氷壁〜不気味な滝雲〜ブリザード〜鳥海山山頂ズーム

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
雪が白くまぶしいですね。15日に行って来ましたが、黄砂のおかげで山頂は薄汚れていました。
天気も快晴で雪質も良く滑りも楽しめました。
デンキ
2012/04/18 19:28
デンキさんが行かれた前日にも登りましたが、その日はまだ白かったと思いました。表面の新雪が融けて黄砂の層が出てきたのか、それとも一日で汚れてしまったのでしょうか。
前日の天気は、登っている時は薄曇りで、滑る頃にはで、山頂付近だけやや固かったですが、千蛇谷からは雪質も良くロングクルージングが楽しめました
このルート当たった時は特に爽快な気持ちになりますね。
管理人
2012/04/19 18:41

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