春の立山を満喫 最終日

立山 雪の大谷ウォーク、室堂~弥陀ヶ原ツアー


2006/05/06 晴れ

テント撤収 雷鳥平発 7:31 → 室堂ターミナル周辺(雪の大谷ウォーク) 8:50~10:15 → 

室堂発 10:15 → 弥陀ヶ原 11:39 → バスに乗る 12:15 → 立山駅駐車場 13:16


一日目はこちら 二日目はこちら 三日目はこちら

 翌日まで休みだったので、もう一日下山を延期したくなる位に最終日も快晴であったが、三日間、充実した日を過ごして既に満足であった。また、翌日から天気が崩れる予報であったので、弥陀ヶ原までのツアーは天気がいいうちに下りたかったため、予定通り下山する事にした。午前中に下りてしまえば、そう混みはしないだろうが、午後から下りるとなれば、一昨日のロープウェイのように待たないといけない事も考えられたので、早いうちに室堂ターミナルに向かう事にした。

 4日間張りっぱなしであったテントを撤収すると、テントを張ってあった所だけ雪の融け方が遅く、高さが10cm位の台地が形成されていた。たっぷりの残雪で見た目では雪が融けているという感覚はなかったが、4日間とも天気が良かったので、少しずつ雪解けが進んでいることを実感した。
 3日間は軽いザックで行動していたので、すべての荷物を背負うと、肩に食い込む重さは、余計にこたえた。
 昨日見つけておいた雪上車の道をゆっくりと歩き出した。この道を知らなければ、ミクリガ池経由のアップダウンのある道で室堂ターミナルに向かっていただろう。断然、雪上車の道が歩きやすい。

追記:BSハイビジョンで放送された「銀嶺に生きる~奇跡の鳥 ライチョウ~」の中で、室堂平は昔は平らな台地であったが、火山活動による水蒸気爆発で今のような起伏が形成された事。この起伏がある事で、早い時期に雪が消える高い所と、遅くまで雪の残る窪みがあり、高山植物が咲く時期が場所によって違ってくるので、雷鳥にとって、長い時期に渡って食べ物を得る事が出来る生息しやすい環境であるという事が解説されていた。

 昨日下って来た山崎カールを下から見上げたら、かなり急斜面である。カールの最上部付近には既に取りついている人影が見えた。まだ朝早い時間なのだが、雪の緩み具合は大丈夫か昨日の件もあるので気になってしまった。
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 道は一ノ越方面に伸びている。斜度はなだらかで、重い荷物でも割と楽に登ってこれた。初日にこの道を知っていれば、楽に雷鳥平まで降りて来られていただろうに。
 恐らく雷鳥の抜けおちた冬毛と思われる羽根を拾った。長さが6cm、幅が2cmで羽根の先は白いが、根元は少し灰色であった。
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 室堂ターミナルに到着した。隣接している富山県立山センター立山自然保護センターでは、雷鳥の目撃情報を用紙に書き込むと、雷鳥のシールを頂ける。立ち寄って、一昨日や昨日の目撃した場所、何羽か、何をしていたかを記入して、雷鳥シールをゲットした。オコジョの目撃情報を記入するとオコジョシールを頂けるのだが、残念ながら立山ではオコジョを見た事がない。先程拾った羽根を同定してもらい、雷鳥の羽根である事が分かった。
 スキーを履いて、一旦弥陀ヶ原のコースに向かった。雪の大谷を覗くと、今日も人が歩いていたので、大谷を歩いて、下から見てみたいと思って、ターミナルに引き返した。
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 板はターミナルの外にデポしたが、60Lのザックが入れられるような大きなコインロッカーが見つからず、フル装備のまま、大谷に向かう出口が分からなくて、ターミナルの中を上から下まで何回も往復してしまった。バス乗り場の出入り口から出ればいい事にやっと分かり、大谷に向かった。
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左)一番高い所はバスと比較して、バスの3倍位の高さであった。 右)弥陀ヶ原のツアーコース上から同じ所を見て。
 雪の下に隠れている道路に沿って、なぜぴったりと除雪できるのか不思議であったが、平成十年からはGPSを使用しているらしい。
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 雪の大谷をG.W.期間中は歩くことは出来ないものと思っていたのが、歩くことが出来て感動も一入であった。後は、弥陀ヶ原ツアーである。トラバース気味に進むので、シールを外すかつけたままか迷ったが、つけたまま進んだ。雪が緩んでいて全然進まず、歩く感じであった。 立山の雄大な景色も見納め 剱岳~雄山 アルペンルートの壁から道路に落ちないよう、コースに沿ってネットが張られていた。
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 奥大日岳方面。昨日もこれくらい晴れてくれていたら。
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 国見岳の尾根を巻いていく。尾根を巻いた辺りで、シールがあまりにも滑らないため剥がすことにした。
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 天狗平周辺。シールを剥がした方が楽に進めた。斜度はあまりないので、滑る分には楽しくないが、テント装備の重い荷物を背負っていては、丁度良かったかもしれない。同じ方向にずっとトラバースしているので、テレマークで同じポジションをとるしかなく、左足の太腿が疲れてきた。
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 疲れたので、休みながら進んだ。前方に見えていた山は後で調べたら、鍬崎山だった。
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 樹林帯に入ると弥陀ヶ原周辺が見えた。 一番大きい建物が弥陀ヶ原ホテルのようだ。樹林帯に入ると斜度が増し、木を避けながら進むので、テント装備を背負ってではきつくなってきた。
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 立山カルデラ展望台に立ち寄る。崩壊が激しいので、今は立ち入り禁止となっている。薬師岳も見えていた。
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 ここから弥陀ヶ原に下るのだが、さらに先に滑り下りているトレースがあった。同じくスキーで弥陀ヶ原に同じ頃に到着された方の一人に聞いた話では、美女平まで滑るコースがあるという事なので、その人達のトレースであろう。
 道路に到着した頃、上りのバスが到着し、二人の観光客が下車してきた。今下ってきた立山カルデラの展望台へと向かう道を見つけ、雪がまだ残っているのを見て驚いた様子であった。足元を見ると普通の靴を履いていたので、厳しいのではと思ってしまった。次の上りの便までは30分あり、かわいそうであった。
 バス停で下りの時刻表を見ると、4分前に出発したばかりで、次は35分後の到着であった。道路の反対側にある上りのバス停の方が広かったので、そちらに渡り、汗で濡れたTシャツを着替えた。平均して緩やかな斜度であったが、重い荷物を背負って滑ってきたら、かなりの運動量であった。タンボ平を下山時に下る事も少し考えていたのだが、2005年に燧ヶ岳をテント装備で滑って来た時に辛い思いをした事があり、やめておいて正解であった。もし、テント装備で滑っていたら、弥陀ヶ原ツアーの比ではなかっただろう。
 後は、バスが来るまで待っていればいいと思ってバス停の近くにいたら、バスの停留所から職員の方が出て来られて、切符を購入しているか聞かれた。初日に立山駅で、立山~弥陀ヶ原の往復切符を購入していたので、それを見せたら、バスの予約をしてきたのかと聞かれた。どうやら室堂ターミナルで何時の便で弥陀ヶ原から乗ると事前に申告しておかないと、来たバスが満車であった場合乗れないということがあるらしかった。予約はしていない事を話すと、無線で室堂ターミナルか、或いはこちらに向かっているバスに連絡をしてくれ、次の便に空きがあるのでそれに乗るよう手配をしてくれた。先程の同時刻に降りて来た人達の事も職員の方に教えると、人数が多いので、その方達は一つ後の便になってしまった。
 バスが到着したので乗り込むと、一番前の席が空いていた。眺めが良くて良かった。称名の滝が見える所に着くと、わざとスピードを落としてゆっくり走ってくれたので、車中からだが良く見る事が出来た。アルペンルートからだと少し距離があるので、日本一の落差と言われても、思っていたほど感動はしなかったが、下から見上げたら、圧倒されるであろう。称名滝から大日岳に登るルートにいつか来たいものだ。
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 美女平に向かう途中、道路の横を滑りおりている人を見かけた。コースの様子を見ると、上に比べると雪は少なく、枝も邪魔をしていたりしてかなり滑りづらそうに思えた。道路沿いに下ってくれば迷う事はないとは思うが、大変そうであった。
 美女平駅に到着すると駅は思っていたより混雑していた。朝早く雷鳥平を出たのだが、大谷を歩いたり、弥陀ヶ原まで滑って来たので、到着が遅くなってしまった。15分位待って乗り込めた。立山駅に到着し、無事今回のツアーは終了した。G.W.の立山は、また行ってみてもいいと思えるスキーヤーにとっては楽園であった。

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この記事へのコメント

加藤
2009年03月31日 19:35
立山シリーズありがとうございました。
雪上車跡利用・シールゲット法・弥陀ヶ原バスの件、参考に為りました。
スキー下手の私でも、何とか降りて来れそうですねー

明日の天気が気に為りますが、秋駒スキー日帰りの予定です。
スキー場尾根→男岳→男女岳→アッスルです。
帰りの、水沢温泉が何とも云えませんよね~
管理人
2009年03月31日 20:20
長い間お付き合い頂きありがとうございました。
雪上車跡を利用すると楽だと思います。
雷鳥も雪山の時期の方が見つけやすいと思いますので、シールをゲットして下さい。オコジョシールもゲットされたらちょっと悔しいですが。
弥陀ヶ原ツアーの時のシールですが、先が分からず、暫く平に思えたので始めはシールを付けていたのですが、室堂ターミナルを出る時から外してもいいと思います。

スキー場尾根→男岳→男女岳→アッスルのコースは実は日曜日に狙っていたのですが、リフトの早朝運転が次の日からだったので、諦めました。
明日の天気は午前中勝負の感じですので、午後はゆったりと水沢温泉に肩までつかってきて下さい。夏時の湯温は熱かったのですが、今の時期は丁度いい位でしょうか。
加藤
2009年04月02日 16:36
阿弥陀小屋で、一瞬曇りましたが終日晴れました。レラに車を置いたので帰りが大変でした。カモシカからだと登山道路降りると回収が楽ですね。
去年有った、アッスルのリフト鉄塔が撤去されてました。
再開は出来なかった様です・・・
次は、鳥海開通までの間、八甲田方面です。
管理人
2009年04月02日 18:16
晴れて、良かったですね。
雪質も良かったですか。
鳥海は今月末頃ですね。
八甲田は行きたいのですが、ちょっと遠すぎるのが難です。
加藤
2009年04月06日 10:39
昨日は、八甲田。酸ヶ湯~仙人岱~睡蓮沼でしたが、大岳は夏道が露出。雪の回廊も過去にない貧弱さでした。
昼近くに為ると雪も腐り、滑りは今ーでしたが、春を満喫して来ました。
管理人
2009年04月07日 01:17
八甲田でも雪は少なかったですか。
先週の寒の戻りから一気に春の陽気になって、
腐り雪には参りますね。
でも、ガリガリのアイスバーンよりはいいですけど。
加藤
2009年04月16日 20:00
10日に月山が開通したので、行って来ました。
牛首からは露岩・ブッシュも有りましたが、
やはり月山です、県内とは雪の量が違います。
湯殿への雪庇は例年になく小さく、不安なく通過出来ました。
28日は鳥海開通ですね。
例年通り、鉾立山荘BCで遊んでます。
管理人
2009年04月17日 22:05
八甲田の次は月山ですか。羨ましいです。
私も実は11日に月山に行ってきました。
その時のレポは今書いている三部作の後になるので、
アップすの予定は当分後になってからです。(涙)
いよいよ鳥海山も開通しますね。今日は年に数回しかない位の
はっきりとした鳥海山の白い頂きが見えておりました。
雪の少ない年のG.W.は鳥海山は混むといいます。
ましてや、ETC休日特別割引に長期の連休が取れる人が多い今年、
多くの方がお見えになるのではないでしょうか。
鳥海山の後は、いよいよ立山ですね。
管理人
2009年04月17日 22:06
月山は11日ではなく12日の間違いでした。
2017年07月22日 05:21
WOW just what I was looking for. Came here by searching for
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